

本学は、学校法人九州文化学園を母体に、長崎県と佐世保市および地元経済界の支援による「公私協力方式」によって誕生しました。いわば、地域の熱い期待と情熱に支えられて生まれた大学です。
そんな本学が、「建学の精神」に据えているのが「茶道文化」です。これは、本学の母体ともいえる九州文化学園がその創立以来60有余年にわたって培ってきた人間教育の基本でもあります。
ここでいう茶道とは、単なる芸事ではありません。それは、哲学です。さらには、思想史であり、文化史でもあります。なぜなら、茶は禅に通じているからです。
茶道の基本は、“座”にあります。茶を点てる者と飲む者とが、ともに同じ空間に座る。大学に置きかえれば、教師と学生が、あるいは先輩と後輩が、ともに同じ目線で向き合い、互いを敬いながら支え合うこと。そこに生まれるしなやかな所作と品格、“もてなしの心”こそ、“NIUの精神”といえるでしょう。この精神は、たとえどの学科に学ぼうとも、どんな分野に進もうとも、将来、必ず生かされると、私は確信しています。
大学のなかには、キリスト教や仏教を建学の精神としているものが数多くあります。そうした大学の理念を支えている信仰や教理に相当するもの。それが、私たちの「茶道文化」といえるかもしれません。
本学に学ぶ皆さんには、この“もてなしの心”を身につけ、自らの個性を存分に伸ばし、未来をめざしてほしい。そして、地域に貢献し、地域の人々に評価され、愛される人材に育ってほしいと願っています。


