2018年12月20日
11/3~11/4 開国祭茶会 ―「結う」をテーマに最高のおもてなしを―
寒さが増し、冷たい風が吹き始めました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
11月は茶人にとっての正月です。
茶壺の口を切り、新しいお茶を楽しむ季節となりました。
また、釜も風炉から炉に変わります。
そんな11月の3日(土)、4日(日)に長崎国際大学では開国祭が開催されました!
例年通り、茶道部も濃茶席・薄茶席の茶会を開き、たくさんのお客様に来ていただくことができました。
お忙しい中、また遠方から来ていただき本当にありがとうございました。
今回は開国祭で行った茶会の様子について、皆さんに紹介しようと思います!
今年の開国祭茶会は「結う」というテーマで行いました。
今年が平成最後の開国祭茶会となり、「ひとつの締めくくり」という意味と、今まで築き上げてきたものを途絶えないよう、みんなで結っていき、新しい時代への希望を持って今回の茶会を成功させよう!という思いを込めました。
○濃茶席
濃茶席では、炉のお点前でお客様をおもてなししました。
濃茶席でお出ししたお菓子は「彩(いろどり)」というお菓子です。
菓子器には博多曲を使用しました。
そして、お茶会が始まると亭主は今まで練習してきた成果を出せるよう、緊張しながらも美味しいお茶を一生懸命練りました。
お点前をしているところ↓ 接待をしているところ↓
半東もお客様に楽しんでいただけるよう半東文やお道具の説明を頑張っていました(^^)
1年生にはプレッシャーもあったと思いますが、茶道を知る良い経験となったのではないでしょうか。
また、水屋も少ない人数でしたが、協力して美味しい濃茶を練ってくれました。お客様からも「お茶すごく美味しかったよ!」とお褒めの言葉もいただけました\(^^)/
○薄茶席
薄茶席では立礼のお点前をしました。
通常と逆の位置に釜が置いてある逆勝手のため、亭主は苦労していました(~_~;)
しかし、本番では見事なお手前を披露し、お客様にも喜んでいただけたようでよかったです!
お点前の様子↓
薄茶席では落雁とゼリーをお出ししました。可愛らしいウサギの落雁(純和三丸うさぎ)と今回のお茶会のテーマ「結う」をイメージした結びゼリーを使用しました。
↓薄茶の干菓子
薄茶席でもお客様から好評をいただき、一時は定員をオーバーしてしまうほど、大盛況でした!
また、受付時間終了後にも、お茶を飲みたいとお茶室に立ち寄ってくださる方や、先輩方、日頃お世話になっている大学の先生方にも、お越しいただけてとてもうれしかったです。
今回のお茶会は準備や練習などうまくいかない面も多かったですが、お茶室の先生方や先輩方に協力していただき、たくさんのお客様が来てくださったおかげで無事に終えることができました。本当にありがとうございました。
これからも、皆さんに楽しんでいただけるような、開国祭のお茶会を開催していけるように茶道部みんなで活動を楽しく頑張っていこうと思います!