2019年05月13日
鎮信流全国大会のお茶会に参加して
こんにちは。
国際観光学科の田川です。
今回は、福岡県で行われた、鎮信流の全国大会についての報告です。
晴天に恵まれた、2019年4月21(日)に福岡県の二日市温泉『大丸別荘』で福岡支部の皆さんが、薄茶席・濃茶席でそれぞれ、お茶席を設けられました。
私達は、安部理事長、嶋内教授と共に、卒業生を含む22名でお茶席に入りました。薄茶席では、「飛梅」と銘のついたお茶杓や、天神様の守り鳥である「鷽」の形をした落雁など、新元号「令和」発祥の地、太宰府を想わせるお道具やお菓子が出されました。
↑お干菓子(雪衣、鷽)と薄茶 ↑安部理事長より軸の説明
濃茶席では、長崎三彩焼の水指や平戸焼の香炉、ご宗家御作りのお茶杓、百菓之図の中の「吉野きんとん」というお菓子など長崎や平戸、鎮信流を想わせるお席でした。
↑お道具の拝見 ↑「吉野きんとん」
今回、出席したのは主に3年生でしたが、開国祭など茶道部で行うお茶会の参考になりました。
〈学生の感想〉
全国大会に参加して、普段とは違う場所でのお茶会に気が引き締まるようでした。薄茶と濃茶の席に入り、点心も頂きましたが、どれも素晴らしいものでした。薄茶、濃茶共にとても美味しく、濃茶席で使われていた水指と蓋置は揃いのもので緑や黄色の色の混じりが綺麗だと感じました。この様なお茶会に参加でき、自分にとっての一つの糧になったのではないかと思える良い体験だったと思います。
薬学科3年 大津光理
全国大会に参加したことで、普段味わえない貴重な体験が出来ました。お茶も普段飲んでいるものとは異なった味がして、とても新鮮でした。お道具やお花、掛け軸、そしてお菓子等一つ一つそれぞれにこのお茶会、お客様に対しての思いがあり本当に素敵でした。今回の全国大会に参加することが出来て良かったです。
国際観光学科3年 平石歩美
お茶会に参加することは久しぶりであったため、大変緊張しました。濃茶席では、濃茶を頂く作法や懐紙の使い方など、覚えていなかった部分が多々あったため、改めて確認する必要があると感じました。
お点前を拝見し、お茶とお菓子を頂くだけでなく、お茶会の落ち着いた雰囲気を感じることが出来ました。
社会福祉学科3年 清水涼子
今後、茶道部では一つでも多くのお茶会に参加し、見聞を広めていきたいと思っています。