2013年02月20日
第1回長崎リハビリテーション病院茶会、大成功!!
1月26日(土)
長崎リハビリテーション病院にて、茶席を設けました。
病院のロビーに鎮信流の幕を掛け、真っ赤な傘に花を飾り、琴の音を流すという演出の中、学生が患者さんの前でお点前を披露しました。
どのようにすれば、皆様に茶席を楽しんでいただけるだろうか?
教職員と学生で机や椅子を何度も動かし、配置にはこだわりました。
茶会が始まると、患者さんはとても真剣な顔つきで点前の一つ一つの動作を眺めていらっしゃいました。
お菓子とお茶も喜んでいただいたようで、最後には点て出し体験もしていただきました。
茶筅を振る患者さんたちの生き生きとした表情は緊張していた学生たちを笑顔にしてくれました。
「日頃、患者として病院の中でリハビリをされていらっしゃる方が、あのときばかりは患者としてではなく、一人の参加者としてお茶席に入られたように感じました。病院から地域に帰るためのリハビリには、こういった背筋がピンと伸びるような催しも時には必要なようです。」
後日届いたお礼のお手紙の中にも、とても嬉しい言葉が綴られていました。
病院での日常の中に一つの楽しみとして、少しでも加わることができれば・・・との想いで準備した茶会でしたが、佐世保に帰る道中では何だかこちらの方が心温まるものを頂いた様な気持ちになり、ぜひまた伺いたいと思いました。
ご参加、ご協力頂きました関係者の皆様、ありがとうございました。