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教員・研究紹介

細田 亜津子(ほそだ あつこ)教授

所属
人間社会学部 国際観光学科
専門分野
トラジャ学、沖縄学、世界遺産学、社会文化遺産学
研究テーマ
山岳民族と海洋島嶼民族の比較研究-インドネシア・トラジャ族と沖縄の比較研究。新しい世界遺産論。文化財保存と地域振興。移民した沖縄女性の歴史とアイデンティティ。中央スラウェシにおける紛争後の社会・文化・経済の変容と人々の適応。
担当科目
〔学部〕教養セミナーA・B、ボランティア論、世界文化遺産論、世界遺産保全管理論、観光文化論、文化財保護論、長崎研究、日本文化論、博物館実習、専門演習ⅡA~ⅢB、卒業研究
〔大学院修士課程〕社会文化遺産特講、事例研究(社会文化遺産)、特別研究
所属学会
国際開発学会、環境経済政策学会、環境社会学会、日本イコモス国内委員会
研究室
連絡先
TEL:0956-39-2020㈹
E-mail
URL
細田 亜津子(ほそだ あつこ)教授

プロフィール

2000年4月~長崎国際大学就任にともない長崎在住
法政大学大学院経済学修士
法政大学沖縄文化研究所国内研究員
トラジャ・ママサ文化財保存会日本代表(Toraja・ Mamasa Kumpulan Pemeliharaan Benda Kebudayaan)
Yayasan Peduli Anak (トラジャ子供教育支援基金)日本代表

研究紹介

①インドネシア共和国南スラウェシ州に住む山岳民族トラジャ族と島嶼民族沖縄人の死生観、宗教観、方位観、染織技術、相互扶助とネットワークなど共通する点があり、新しい文化論が展開できると考えている。
②戦後軍政下沖縄女性はフィリピン男性と結婚し、フィリピン、グアムなどに移住した。これを沖縄および日本の戦後女性史として残したいと考えている。
③2002年9・11前後からインドネシアではイスラム教とキリスト教の衝突が散発した。中央スラウェシに住むトラジャ族もこの衝突に巻き込まれ、新地での生活を始めた。紛争から10年、調査ができるようになり、新地での社会・経済・文化の変容と人々がどのように適応していったのかの研究を始めた。

研究活動

受賞

①平成4年タナ・トラジャ県文化教育局より、90-92年における日本政府への働きかけとその成果によるタナ・トラジャ県バヌア・タンベン修復に対して貢献賞

②平成11年タナ・トラジャ県知事とタナ・トラジャ県議会議長より、10年間に及ぶトラジャ文化の普及と保存に対して文化貢献賞

③平成17年岩手県胆沢郡前沢町(現奥州市)牛の博物館貢献賞

④法政大学経済学部第15回森嘉兵衛賞

⑤平成21年度インドネシア共和国南スラウェシ州タナ・トラジャ県知事よりトラジャ県の子供教育支援に尽力した活動について表彰された。

科研費、競争的資金

<科学研究費>
①法政大学科学研究「琉球列島における社会的・文化的ネットワークに関する総合的研究」研究分担者:研究成果報告書課題番号13140060

②法政大学科学研究「東・東南アジアにおける沖縄の地域間ネットワークの形成と変遷に関する総合的研究」研究分担者:研究成果報告番号16252008

③科学研究費「世界遺産候補五島列島の文化的景観と住生活の調和・保全ネットワーク形成に関する研究」研究分担者、国土交通省、平成20年度より

④科学研究費「世界遺産候補五島列島の文化的景観と住生活の調和・保全ネットワーク形成に関する研究」平成21年から研究代表者 平成20年度~22年度 研究成果報告番号:20360281

⑤科学研究費基盤研究B海外学術研究「紛争後の経済・社会・文化の変容と人々の適応―トラジャ族についての学際的研究」研究代表者 平成23年度ー平成25年度

<競争的資金>
①独立行政法人学生支援機構国際大学交流セミナープログラム「漂着ゴミに学ぶ日韓学術交流」参加提携大学韓国東西大学校及び長崎国際大学 2006年7月31日―8月11日

②文部科学省大学教育高度化推進特別経費「国際的バランス感覚をもった学生の育成」2007年2月26日ー3月2日、アメリカニューヨーク、国際交流基金、在米日本領事館、コロンビア大学留学生会などで実施

共同(受託)研究

平戸市重要文化的景観調査、世界遺産資産としての文化的景観調査



研究実績

著書

・『トラジャ紫の大地』西田書店、平成8年

・『アメニティと歴史・自然遺産』「環境保全に貢献する歴史的建造物保存」共著、p113-125、東洋経済新報社、平成12年

・『東南アジアの環境変化』インドネシアのゴミ問題、共著、p153-184、法政大学出版局、平成13年

・Garbage Disposal Problems in Indonesia, p29-41, The Institute of Comparative Economic Studies, Hosei University, [Journal of International Economic Studies] No. 17

・『雲の上の哲学者たち』ートラジャ族が語りかけるものー西田書店、平成18年 森嘉兵衛賞受賞

原著論文

・「竹富島の選択」、平成12年、法政大学沖縄文化研究所紀要「沖縄文化研究」第27号、p405-451、法政大学沖縄文化研究所

・「トラジャにおける葬制と表象の地域的特徴」-沖縄・八重山諸島との比較研究ー、平成18年、法政大学沖縄文化研究所紀要「沖縄文化研究」第32号、p235-273、法政大学沖縄文化研究所

・「トラジャ農村社会の伝統的・制度的特徴」平成18年、法政大学経済学会経済志林第73巻第3号、p245-274、法政大学経済学会

・「トラジャにおけるトンコナン集落の構成と機能ー沖縄古層村落と門中との比較研究ー」、平成19年、法政大学沖縄文化研究所紀要「沖縄文化研究」第33号、p207-250、法政大学沖縄文化研究所

・「世界遺産暫定一覧表記載の意味と今後の課題 -長崎の教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産登録をめざしてー」平成20年、長崎国際大学論叢第8巻、p85-100、長崎国際大学研究センター

・その他論文多数

報告書等

・「インドネシア・トラジャの伝統的家屋修理報告概報」共著、平成5年、文化財建造物保存技術協会

・「バヌア・タンベン保存修理工事報告書」共著編集、平成9年、文化財建造物保存技術協会

・『絵でむすぶ私のふるさと』共著編集、平成19年、牛の博物館友の会

・細田亜津子著『雲の上の哲学者たち』をめぐって、法政大学経済学部学会『経済志林』第75巻第4号、p185-249、平成20年、法政大学経済学部学会

・書評:新城郁夫著『沖縄文学という企て』インパクト出版会、2003年、法政大学沖縄文化研究所所報第55号

・書評:高良勉著『沖縄生活誌』岩波書店、2005年、法政大学沖縄文化研究所所報第58号

・書評:マイク・モラスキー著(鈴木直子訳)『占領の記憶、記憶の占領ー戦後沖縄・日本とアメリカ』青土社、2006年、法政大学沖縄文化研究所所報第60号

・書評:仲里効著『オキナワ、イメージの縁(エッジ)』未来社、2007年、法政大学沖縄文化研究所所報第62号

その他書評、報告書など多数



社会活動

社会貢献・地域連携

<国際貢献>
・インドネシア共和国南スラウェシ州タナ・トラジャ県にトラジャ族伝統的家屋トンコナンの修復保存(全県10棟)を行い現地保存している。

・Yayasan Peduli Anakを設立し、タナ・トラジャ県内小学生の子供教育支援を実施している。現在のべ1000人をこえた。

・この活動に対しタナ・トラジャ県よりトラジャ県知事より表彰された。

・独立行政法人学生支援機構国際大学交流セミナー「漂着ゴミに学ぶ日韓学術交流」採択により日韓学生が漂着ゴミの現状と将来の対策について見識を深め協力していくことが約束された。

<地域貢献>
・岩手県前沢町(現奥州市前沢区)牛の博物館開館に際し、インドネシア・サダン・トラジャ常設展示のための資料収集および展示助言、展示内容、展示パネル作成など尽力した。

・サダン・トラジャ展に際し、タナ・トラジャ県知事以下舞踊団の招聘を行い、前沢町にて「トラジャ民族舞踊の夕べ」を実施協力した。

・「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産暫定リスト登録実施まで、「長崎の教会群を世界遺産にする会」にて世界遺産化の活動を行った。

<地域連携>
・国土交通省ボランティア・サポート・プログラムを導入し、本学学生と本学近隣の地域の人たちが花の植栽活動をとおして地域協力と地域交流を実施した。

・平成22年度教員免許状更新講習会 「世界遺産の基礎と展開」として講習会を行い、五島など長崎各地から受講した先生方に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の現状および将来の地域の課題認識として共有された。