人間社会学研究科
懇切丁寧な指導による高度専門職業人・研究者の育成
池永 正人

人間社会学研究科では、学部の教育内容をさらに深め、地域のリーダーとしてそれぞれの分野で活躍できる高度専門職業人ならびに研究者の育成を目標として、観光学専攻、社会福祉学専攻、地域マネジメント専攻の教育課程を編成しています。観光学専攻と社会福祉学専攻では修士号、両専攻の教育内容を深化させた地域マネジメント専攻においては博士号の学位が取得できます。
地域に開かれた大学院として、授業は平日18:10~21:20と土曜日に時間割を組んでいますので、仕事を終えて登校する社会人も学んでいます。また、修士ならびに博士の学位論文作成指導については、学生一人に対して3名の指導教員(主指導、副指導2名)による指導体制を整えて、懇切丁寧な指導を行っています。
グローバルな研究者の育成をめざして
落合 知子

観光学専攻では、観光地理学・ホテル経営学・観光経済学などの観光学分野は勿論のこと、博物館学・宗教学・国際政治経済学・日本語教育・英語教育・運動生理学・コンピュータ情報科学など幅広い分野のスペシャリストを指導教員として配置し、多角的視野からの指導を実践し、グローバルな研究者の育成を推進しています。
また、定期的な研究発表を義務付け、専攻科全体からの指導を受けられることも特徴で、プレゼンテーション能力や論文の質的向上を着実に図ることができます。本学の大学院生は留学生も多く在籍し、教員研究室と同じフロアにある院生共同研究室では切磋琢磨し合い、研究発表やフィールド調査を通して国を越えた強い信頼関係を築いています。
理論と実践の融合を促し、
地域の福祉リーダー育成を目指して
大畠 啓

社会福祉学専攻では地域の福祉リーダーの育成を念頭におき、地域で活躍する実践的な研究者育成をおこなっていきます。学部を卒業した新卒生や社会人として現在活躍中の実践家が、相互交流を通し更なる学びを探求し、新たな知見を深めて行くことができる場です。
大学院での学習や研究は、学びの相互交流の中で地域に還元されることが期待されます。
複雑化する世界情勢と地域社会の再生を念頭に置き、グローバルな視点とローカルな実践を結びつけ、今日的な地域課題を明らかにしていくことで、社会福祉学による地域の幸福創造に貢献することができる研究者の育成を目指します。