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大学総合

副学長メッセージ

木村副学長メッセージ

学問的教養を身につけた
心豊かな社会人をめざして

副学長
木村 勝彦
副学長 木村 勝彦

 長崎国際大学は人間尊重を基本理念に掲げ、ホスピタリティの精神を探求・実践することを、教育および研究の根幹に定めています。それを端的に表現した言葉が、「いつも、人から。そして、心から」というモットーです。

 このモットーのもとで本学は現在、3学部4学科と大学院の3研究科5専攻を設置し、それぞれの分野で高度な専門的知識と技能に関する教育・研究を推進しています。それと同時に、知性、感性、人間性がバランスよく備わった人格へと学生を陶冶し、社会の有為な成員として輩出することに力を尽くしています。本学で学ぶ学生は、学部において専門職業人、大学院において高度専門職業人としての能力を修得するだけではなく、学問的教養をみにつけた心豊かな社会人として成長することをめざします。

 本学はまた、学校法人九州文化学園を母体としながら、長崎県および佐世保市との公私協力方式で成立したという経緯に鑑み、地域から愛され、地域社会に貢献できる人材の育成にも努めています。本学の学生は、地域社会の温かいご支援を受けながら学生生活を営む一方で、地域社会に溶け込み、さまざまな活動を通してその活性化の一助となっています。そして、多くの卒業生がそれぞれの専門的知識と技能によって、国内外で活躍してくれていることは、本学の誇りとするところです。

 さらに本学ではグローバル社会の進展に対応すべく、異文化を理解し、国際社会に貢献できる人材の育成をも重点課題としています。中国、韓国、アメリカ、ベトナム、ネパールなど12の国・地域から200名余の留学生を受入れると同時に、本学からも協定を締結している海外の姉妹大学に多くの長期・短期留学生を派遣しています。国際色豊かなキャンパスはまさに異文化理解、異文化交流を深める絶好の場となっており、本学で学ぶ学生に国際社会に飛躍しようとする夢と刺激を与えてくれています。

 大学では自分で課題と目標をみつけ、将来の進路を定めていくために、主体的な態度で学問的教養をみにつけることが求められます。「学びて思わざれば則ちくらし、思うて学ばざれば則ちあやうし」という言葉がありますが、多くの若者たちが長崎国際大学というすばらしい環境の中で主体的に学び考えることによって、学問的教養と心の豊かさをみにつけていかれることを切に期待しております。

橋本副学長メッセージ

春の訪れ

副学長
橋本 健夫
副学長 橋本 健夫

 甘い梅の香が通り過ぎ、桃の節句の季節になりました。桜の春はすぐそこまで来ています。大学入試も後期日程を残すのみになりました。高校3年生の皆様は、実力を発揮されたでしょうか。希望通りの成果を手に入れられることを祈っています。また、2年生の皆様は先輩方の背中から来年に向けた勇気をもらって、闘志をかきたてていることと思います。是非、夢の実現に向けて勉学に励んでいただければと思います。

 大学では期末試験が終わり、学生さんたちの成績の集約に忙しい時期になっています。これが済めば、4年生(6年生)を送り出す卒業式に向けたスケジュールが、本格的にスタートします。そして、3月16日、卒業式の当日を迎えることになります。
 卒業式に臨む学生さんたちの顔を見るのが非常に楽しみにしています。例年、式場には晴れやかで充実感にあふれた顔が並びます。それは、「大学を終えたぞ!」や、「社会に出れるぞ!」など成就感に満ちた気持ちの表れだと思います。考えて見れば、小学校から16年かけてたどり着いたゴールです。嬉しい気持ちはよく分かります。そして、うらやましい気もします。驚かれるかもしれませんが、私の場合、大学全体での卒業式はありませんでした。当時は大学紛争(学生たちが社会や大学の在り方に不満を抱き、その改善を要求して大学と対峙し、大学が大混乱に陥ったこと)の最中で、学生が参加する行事は、殆ど行われませんでした。ただ、所属していた学科の先生方のご配慮で、結婚式場の片隅で卒業証書を授与して頂きました。わずか10人の卒業生だったですが、お互い「良かったな」と言葉を交わしたのを覚えています。その時の表情はどうだったのでしょう。ほっとした気持ちとこれからの不安が交錯した表情だったのかもしれません。

 卒業式はゴール地点であると同時にスタート地点でもあります。卒業生は、次の日から社会人としての行動が求められます。社会は卒業生に何を求めているのでしょうか。きっと皆様は、大学で学んだ専門知識と思われるかもしれません。しかし、産業界が求めている第一番目は、主体性であり、二番目は実行力です。そして、3番目に課題解決力、4番目に協調性と続きます。専門的知識は、理系の職場で8番目、文系の職場では17番目に過ぎません。しかし、勘違いしてはいけません。専門的知識や技術が必要ないと言っているのではありません。主体性にしても実行力にしても、大学での学びに自ら率先して取り組むことによって自然と身に付くものであり、課題解決力は専門的知識がなければ成り立ちません。このように、専門的知識の獲得を前提として、それらを積極的に活用できる人材を求めているのです。つまり、大学で一生懸命勉強するぞという強い決意と学びを継続させる心を持って大学を目指さなければ、将来の夢が叶うことは難しくなります。
 是非、この大学でこのようなことを学びたいという強固な意志を持って、大学の門を叩いてほしいと思います。もちろん、大学に行って見つけるぞという方もおられると思います。その場合は、大学での学びに集中し、常に自分との対話を繰り返して欲しいと思います。大学での学びを厳しい冬に例えるならば、卒業生にとって、学びが花咲く春になって欲しいと思っています。

 本学のオープンキャンパスは、3月23日(土)です。大学を身近に感じたい方は、是非お越しください。

安東副学長メッセージ

夢と笑顔とcompassionあふれる学園に

副学長
安東 由喜雄
副学長 安東 由喜雄

 平成31年4月より本学副学長および薬学部、アミロイドーシス病態解析学、教授に就任いたしました安東由喜雄でございます。前任地の熊本大学では医学部脳神経内科教授、医学部長を務めて参りました。熊本市は海の見えない盆地でしたが、長崎、佐世保はアジアに開けた海を持つ、国際色豊かな都市であり、そうした新天地で教鞭をとることができますのは望外の喜びであります。

 Compassionという言葉は、パッション(情熱)を共に持つという語源から、「共感、思いやり、優しさ」などと訳しますが、ブログ、メール、2チャンネルなどを通じて人を貶める、赤の他人を中傷する、パワハラ、セクハラ、マタハラなどで隣人を痛めつけることが横行するような、いわば社会全体がせっかちになり、常に拳を振り上げて誰かを陥れようと待っている時代に、我々が常に心に持っておくべき最も必要な言葉はこのcompassionという単語、思いかもしれません。

 本学は茶道を教養科目に取り入れているユニークな大学ですが、茶道の修練の過程で学ぶべきコンセプトはまさに和敬静寂の精神のもとに日本特有の「おもてなしの心」、さらにはcompassionを学ぶことだと心得ております。4年あるいは6年間の学園生活の中で、常にこの言葉を忘れず、常に笑顔を忘れず、生涯の友をはぐくみ、進むべき人生の方向性を探っていっていただきたいと願っております。

 「少年老いやすく学成り難し」という言葉が示すように、大学生活は長いようで、人生の中にあってはあっという間に過ぎ去るひと時です。悔いのない学園生活を送るためには、吉田松陰が言うように、夢を持ち、それに向けた計画を立て、それをつぶさに実行に移し、成功に導く努力を続けていただきたいと思います。

 夢なき者に理想なし/理想なき者に計画なし/計画なき者に実行なし/実行なき者に成功なし/故に、夢なき者に成功なし(吉田松陰)。

 私自身もこの佐世保で新たな夢をはぐくみ、皆さんとともに計画を立て、ともに歩んで参りたいと希っております。

 現代社会の流れはますます速くなり、それに比例するかのように問題も加速度的に増えていっているかに見えます。グローバルレベルでみても、温暖化の問題、紛争やテロ、貧困や格差、差別や人権の抑圧など解決しなければならない問題は山済みされていますが、人類が直面する最も深刻な問題はAIの進化であろうと思います。私の専門の医学の世界も、あと10年もしないうちに、AIの開発により、画像診断、臨床検査、病理検査など検査医学の主体はAIにとってかわられると考えられていますが、最も深刻な問題は、2045年、singularity (技術的特異点)元年がやってくるということかもしれません。シンギュラリティとは、未来学者のレイ・カーツワイル氏が提唱した言葉で、「AIの知性(性能)が人類を超える時点」を指す言葉です。この時点を超えると、AIはAI自身でより賢いAIを作っていくといわれており、この段階でAIは、人間と知性においても区別できないレベルにまで発達すると考えられています。これには否定的な意見もかなりありますが、少なくとも今より遥かに賢いAIが登場していることだけは間違いない事実であろうと考えます。

 その時われわれ人間が胸としなければならないことは何か。それは、我々人間が少なくとも「こころ」という点においてAIに負けないものを持っているということであろうと考えます。大学生活の中で、良い本を読み、心揺さぶられる映画を見て、恋もし、人生を考え謳歌し、生涯の伴侶を見つけ、AIに負けない人間性、見識を養っていってほしいと心から願っております。

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