[徒然雑感] 観月の茶会
本学には開学以来、精神文化を育む教育として「茶道」があります。
10月16日「観月会」を催すという案内を受けました。気軽に、参加すると返すと、数日後短冊が私のところに届けられました。茶会までに短歌を作ることが恒例という説明に絶句しましたが、時すでに遅し!
しかし茶席は二つ設けられていて、亭主を務めた2人の学生の袱紗さばきの見事なこと。たしなみのない私が見ても流れるような美しさでした。私の目前で亭主を務めていたのは韓国からの男性留学生でしたが、和服もさまになり落ち着いて武家茶鎮信流のお点前を淡々として進めていました。
あらためて精神文化は国境も性別も年代も超えて人間形成に深く影響していくと実感しました。
短歌は・・・。まずは5・7・5・7・7だったかなと句数を胸に思い浮かべなければならない未熟さに始まりました。お月さま、赤っ恥は照らさないでくださいね。と、祈りつつ二首。
菊もみじ 季の移りの わびしさを 彩りそえて 華やかに染む
薄墨の 雲間にもれる 月あかり 花野にかかりて いと美わしき
あー。お茶濁し・・・ごめんなさい。