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大学総合

教員・研究者教員・研究紹介

城前 奈美(じょうまえ なみ)教授

城前 奈美

所属

人間社会学部 国際観光学科

専門分野

観光経済論、開発経済学、アジア経済論

研究テーマ

開発途上国経済と観光産業

担当科目

〔学部〕経済学、観光経済論、地域観光研究A(アジア・オセアニア)、旅行業法・約款、旅行業務エキスパートⅠA・ⅠB、観光研修、教養セミナーA・B、専門演習ⅠA~ⅢB、卒業研究
〔大学院修士課程〕観光経済特講、事例研究(観光経済)、特別研究
〔大学院博士後期課程〕地域観光開発特別演習、観光事業特別演習(オムニバス)、特別研究指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

所属学会

日本観光研究学会、長崎国際大学国際観光学会、アジア政経学会、日本観光学会、経営行動研究学会

研究室

研究棟302号室

連絡先

E-mail

jomae

URL

プロフィール

2000年3月 桜美林大学大学院国際学研究科博士後期課程満期退学
愛知大学非常勤講師などを経て
2005年4月 長崎国際大学人間社会学部国際観光学科助手
2007年4月 同助教
2007年9月 博士(学術)学位取得
2009年4月 長崎国際大学人間社会学部国際観光学科講師
2016年4月 同准教授
2023年4月 同教授
青森県八戸市出身。

研究紹介

東南アジア諸国の観光産業と政府の役割

タイやマレーシア、インドネシアなどは、貧困に苦しんでいた経済を脱却し、1960年代から経済成長を遂げています。一方、1970年代以降、世界はマス・ツーリズム(大衆による観光)の時代に入りました。これは、ジェット機などの航空技術の発達が大量輸送と航空運賃の低廉化をもたらしたためです。東南アジア諸国は、当時、工業部門を中心とする産業化を進めていたのですが、それには工場用機械や中間材料などの輸入を必要としました。東南アジア諸国のなかには、輸出源となるような鉱物資源を有していない国もあり、輸入財を購入するための外貨が不足していました。このマスツーリズムの到来は外国人観光客を増加させ、観光収入を拡大させ、この外貨不足を緩和させ、経済開発を促進しました。また、タイの経験から、観光収入の拡大は、政府の積極的な市場介入によるものであることが確認されました。例えば、豊富な観光資源を持ちながらも、電気や道路などのインフラストラクチャー(社会資本)の整備や法的な整備が遅れている場合には、観光産業が進出するインセンティブが小さいのですが、タイ政府は優先的にインフラ整備を施し、観光産業の投資奨励策(税制優遇や補助金)を講じ、観光産業の進出を活性化させ、その潜在的な観光地域を顕在化させたのです。

社会活動

各種委員・役員等


  • 平戸市観光振興計画策定委員会/アドバイザー/2009年6月~2010年3月

  • 長崎県消費生活審議会/委員/2010年6月~2017年8月

  • 日本観光研究学会/理事・渉外委員/2012年4月~2016年4月

  • 佐世保市都市計画審議会/委員/2012年11月~2016年10月

  • 佐世保市し尿収集運搬料金基準額検討委員会/委員/2013年8月~2018年5月

  • 日本商工会議所・佐世保商工会議所主催日商簿記検定/検定委員/2014年4月~2021年3月

  • 日本観光研究学会/倫理委員・九州支部幹事/2016年5月~2018年4月

  • 佐世保市都市計画審議会/副会長/2016年11月~2018年10月

  • 日本観光研究学会/九州支部幹事・副支部長/2018年5月~

  • 佐世保市景観審議会/委員/2020年3月~2026年3月

  • 九州・長崎IR区域整備推進有識者会議委員/委員/2021年9月~2022年3月

教育活動

講演会等


  • 長崎県立島原高等学校出張講義/クルーズ船を事例に観光の学びを知ろう!/2022年10月7日/長崎県立島原高等学校

  • 長崎県立佐世保商業高等学校出張講義/クルーズ観光について知ろう!/2020年1月18日・2019年3月16日・2018年3月12日・2017年3月16日・2016年3月16日・2014年1月31日・2013年3月14日/長崎県立佐世保商業高等学校

  • 福岡県立筑前高等学校出張講義/クルーズ観光について知ろう!/2019年6月14日/福岡県立筑前高等学校

  • 明光学園高等学校出張講義/国際観光学科の学びを覗いてみよう!/2017年7月14日/明光学園高等学校

  • 総合科学大学付属高等学校講義/国際観光の学びを覗いてみよう!/2015年7月8日・2014年7月9日/長崎国際大学

  • 長崎県立清峰高等学校講義/ハワイのフラを事例に観光の学びを覗いてみよう!/2015年6月16日/長崎国際大学

  • 長崎南山高等学校出張講義/中東の事例から国際観光について考えてみよう!/2014年11月19日/長崎国際大学

  • 長崎県立東翔高等学校出張講義/経済効果はどのように算出されるのでしょうか?/2014年7月24日/長崎県立東翔高等学校

  • 長崎県立松浦高等学校出張講義/国際観光学科の学びについて/2014年6月13日・2013年6月14日/長崎県立松浦高等学校

  • 佐賀県立唐津西高等学校出張講義/ハワイ観光について/2012年6月20日/佐賀県立唐津西高等学校

  • 長崎県立西彼農業高等学校出張講義/旅行業、ホテル・ブライダル業、観光業の仕事について知ろう!/2012年3月12日/長崎県立西彼農業高等学校

  • 長崎県立松浦高等学校出張講義/近代ハワイ観光について/2011年7月5日/長崎県立松浦高等学校

  • 長崎県立中五島高等学校出張講義/ホテル業界について知ろう/2011年6月15日/長崎県立中五島高等学校

  • 福岡県立浮羽工業高等学校出張講義/旅行業・観光業・語学を活かした国際ビジネスについて知ろう!/2011年3月17日/福岡県立浮羽工業高等学校

  • 福岡県立浮羽工業高等学校出張講義/ホテル・ブライダルビジネスについて知ろう!/2011年3月17日/福岡県立浮羽工業高等学校

  • 長崎県立鶴洋高等学校出張講義/旅行業・ホテル業・観光業・語学を活かした国際ビジネスについて知ろう!/2011年3月15日/長崎県立鶴洋高等学校

  • 長崎県私学中高校事務長会講演/経済効果について/2010年6月11日/レオプラザホテル佐世保

  • 長崎国際大学公開講座/『経済効果』はどのように算出されているでしょう?/2010年5月29日/長崎国際大学

  • 明光学園高等学校出張講義/アジアのマリンリゾートにみる観光研究について/2009年7月14日/明光学園高等学校

  • 佐賀学園高等学校出張講義/国際文化・国際関係学系、観光学系、ホテル観光系の学びについて/2007年6月19日/佐賀学園高等学校

研究実績

著書

<共著>
『観光の地平』 長崎国際大学人間社会学部国際観光学科(編) 学文社 2011年
『環太平洋地域における国際観光』 徳久球雄(編著) 嵯峨野書院 1995年
<共訳>
『観光の経済学』 M.T.シンクレア/M.スタブラー(著)小沢健市(監訳) 学文社 2001年

原著論文


  • 「タイ北部の少数民族村の観光化と経済開発について-チェンマイ県を事例として-」
    観光学論集Vol.5 pp.1~8 2010年3月

  • 「タイにおける観光産業開発―投資奨励と外資規制―」
    長崎国際大学論叢第8巻 pp.75~84 2008年3月

  • 「途上国における国際観光と経済開発―東南アジア諸国の経験―」
    博士学位論文 桜美林大学大学院国際学研究科 2007年9月

  • 「宿泊産業の対日直接投資に関する基礎的研究」
    長崎国際大学論叢第6巻 pp.105~113 2006年3月

  • 「タイ・マレーシア観光産業開発の国家戦略」
    世界経済評論2001年8月号 pp.59~65 2001年8月

  • 「タイの経済開発と観光産業の役割―貯蓄・投資ギャップの視点から―」日本観光学会誌第36号pp.40~47 2000年5月

研究ノート


  • 「佐賀県唐津市における「呼子朝市」の存続基盤」(共著)
    地理空間 第8巻第2号 2015年12月

  • 「南部鉄器の事業システムに関する一考察」(共著)
    長崎国際大学論叢 第14巻 2014年3月

  • 「『八戸せんべい汁』を通じた地域資源活用の取り組み」(共著)
    観光学論集 第9巻 2014年3月

  • 「八戸えんぶりの継承と観光化」(共著)
    観光学論集 第9巻 2014年3月

  • 「サービス貿易自由化による観光産業への影響-タイの経験-」
    長崎国際大学論叢 第13巻 2013年3月

報告書等


  • 『プライベートアイランド構想に基づく観光コンテンツの再考』令和2年度宇久共同研究報告書(共同)2021年3月

  • 『外国人観光客にとっての佐世保の魅力と価値の形成』佐世保市政策推進センター報告書(共同)2020年3月

  • 『「国際観光都市佐世保」のあり方に関する調査報告書』佐世保市政策推進センター報告書(共同)2019年3月

  • 『職業資格・高等教育資格枠組みを通したグローバルな専門人材養成のためのコンソーシアム-職業教育における学習成果とコンピテンシーをめぐる分野別アプローチ-』「第8章 観光・ホスピタリティ分野のレベル・ディスクリプタ―開発 -4年制大学におけるホスピタリティ・マネジメント人材育成-」文部科学省平成29年度専修学校による地域産業中核的人材養成事業報告書 2018年2月

  • 「北欧先住民族サーミ人とエスニック・ツーリズム」『観光学論集』第13巻 2018年3月

  • 「北欧観光の現状と課題および北欧観光研修プランの開発に関する研究(平成27年度〜平成29年度)平成28年度報告書」(共同)
    国際観光学科共同研究経過報告書 2017年3月

  • 「長崎発観光地域づくり中核人材養成プログラム事業成果報告書」(共同)
    文部科学省平成28年度成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進事業報告書 2017年2月

  • 「長崎発観光地域づくり人材育成のための社会人学び直しプログラムの構築 事業成果報告書」(共同)
    文部科学省平成27年度成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業報告書 2016年2月

  • 「長崎発オーダーメード型観光地域づくり人材育成プロジェクト成果報告書」(共同)
    文部科学省平成26年度成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業報告書 2015年2月

  • 「グローバル人材養成に向けてのリカレントなモジュール学習プロジェクト:観光分野モデルカリキュラム開発成果報告書『観光分野モデル開発に向けて』」(共同)
    文部科学省平成25年度成長分野等における戦略的推進事業報告書 2014年3月

  • 「カンボジアにおける人的資源開発―アンコール遺跡ツアーガイドを事例に―」(共同)
    国際観光学科共同研究成果報告書『観光開発がタイとカンボジアの地域社会にもたらす影響の基礎的研究』 pp.4~6 2010年3月

  • 「異文化理解教育を支援するプログラムの開発(平成19年度)」(共同)
    NIU異文化理解研究室 2008年3月

  • 「異文化理解教育を支援するプログラムの開発(平成18年度)」(共同)
    NIU異文化理解研究室 2007年3月

  • 「佐世保地域の異文化理解教育を支援するプログラムの開発」(共同)
    NIU異文化理解研究室 2006年3月

学会発表


  • Sport Tourists’ Participation Patterns in Online Sporting Events:
    Evidence from the Tianzhong Marathon in Taiwan, (共同), Committee of International Conference on Tourism Sciences (ICTS) , 2023年3月

  • 「八戸えんぶりの継承と観光化に関する研究」(共同)
    長崎国際大学国際観光学会第8回大会 2013年10月

  • 「タイにおける観光産業開発の国家戦略」
    長崎国際大学学術報告会 2011年2月

  • 「カンボジアの観光開発-シェムリアップにおける投資環境と人材育成を中心に」
    日本観光研究学会第25回全国大会 2010年12月

  • 「タイ北部の少数民族村の観光化と経済開発について-チェンマイ県を事例として-」
    長崎国際大学国際観光学会第5回大会 2009年10月

  • 「開発途上国の経済学的アプローチによる観光研究の変遷についての一考察」
    長崎国際大学国際観光学会第2回大会 2006年10月

  • 「タイの観光産業開発の国家戦略-投資奨励策と外国企業規制法-」
    日本観光研究学会第20回全国大会 2005年12月

  • 「開発途上国における観光ブームの持続的経済開発への影響」
    日本観光学会第91回全国大会 2005年6月

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