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大学総合

教員・研究者教員・研究紹介

倉岡 卓也(くらおか たくや)講師

倉岡 卓也

所属

薬学部 薬学科

専門分野

糖質生化学

研究テーマ

病原性真菌類の免疫化学的性状の解明、冬虫夏草由来生理活性物質の探索

担当科目

微生物学・免疫学実習、コンピューター演習ⅠA、生化学実習、衛生化学Ⅱ、専門演習Ⅰ、専門演習Ⅱ、総合演習ⅢA・ⅢB、感染防御学、ホスピタリティ演習Ⅲ、地球環境と倫理

所属学会

日本生化学学会、日本薬学会

研究室

薬学棟L205(微生物学)

連絡先

0956-20-5611

E-mail

kuraoka

URL

-

プロフィール

2015年 長崎国際大学 薬学部薬学科 卒業
2015年 長崎国際大学 薬学部 助手
2019年 長崎国際大学大学院薬学研究科医療薬学専攻修了
2020年 長崎国際大学 薬学部 助教
2023年 長崎国際大学 薬学部 講師

研究紹介

研究用試薬の開発及び冬虫夏草由来生理活性物質の探索


(1)抗生物質を利用した新しい研究用試薬の開発:微生物が産生する二次代謝物は様々な生理的機能を持つことが知られています。放線菌の産生する抗菌活性を有する抗生物質群のうち、ある糖鎖に特異的に結合し複合体を形成、沈殿させる物質を見出しました。このあたかもレクチンの様な性質を利用して新しい研究試薬への応用を試みています。現在はカンジダ細胞壁マンナンと冬虫夏草の研究を通して、その有用性を検討しています。

(2)冬虫夏草の人工培養で産生される生理活性物質の探索:昆虫生体培養法を用いて冬虫夏草の安定供給に成功している企業と提携し、この抗腫瘍活性本体(低分子化合物)の特定及び構造決定を目標に冬虫夏草培養液の分離・精製を進めるとともに、正常細胞への影響を動物実験等から評価することで、新規医薬品リード化合物の発掘と同時に他の生物活性の探索に邁進しています。

社会活動

各種委員・役員等

CAI運用・活用委員会
国試・CBT対策委員会
同窓会薬学部門支援委員会
学生委員会
生涯学習・教育委員会
地域連携委員会

研究実績

科研費・競争的資金


  • 2021年4月-2023年3月 科学研究費補助金(若手研究)代表

学会発表


  1. 小川由起子、森永 紀、倉岡卓也、益田玲、中尾妃佐、原口翔子、平地由佳、矢萩信夫、矢萩禮美子、小林秀光、Cordycepts rosestromata 二次代謝産物のヒト白血病細胞に対するアポトーシス誘導活性、薬学会第135年会(2015年3月、神戸)

  2. 小川由起子、森永紀、高堤雄貴、青木結以、竹下慎太郎、西村悠吾、倉岡卓也、藤井佑樹、矢萩信夫、矢萩禮美子、小林秀光, Cordyceps roseostromata 二次代謝産物のヒト癌細胞に対する抗腫瘍効果, 日本薬学会第137年会(2017年3月, 仙台).

  3. 倉岡 卓也、石山 明人、緒方 裕季恵、松尾 優香、小山田 浩子、小川 由起子、小林秀光、抗生物質Benanomicin Aで調製したCandida krusei細胞壁マンナン-タンパクのアルカリ不安定糖鎖について、環境微生物学系合同大会2017(2017年8月、仙台)

  4. 岩永 彩希、 倉岡 卓也、 宿利 桃花、 藤松 範彦、 小 林 秀光、 小川 由起子、Benanomicin Aを用いた冬虫夏草由来マンノース含有多糖の分離、日本薬学会第138年会(2018年3月, 金沢)

  5. 本田真美、峰由樹、森永紀、竹下慎太郎、西村悠吾、倉岡卓也、小林秀光、藤井佑樹、矢萩信夫、矢萩禮美子、小川由起子, Cordyceps roseostromata 二次代謝産物のヒト癌細胞に対する抗腫瘍効果、日本薬学会第138年会(2018年3月, 金沢)

  6. 峰由樹、本田真美、青木結以、倉岡卓也、小林秀光、矢萩信夫、矢萩禮美子、小川由起子、 Cordyceps pentatomi Koval 二次代謝産物のメラニン産生抑制能、日本薬学会第138年会(2018年3月, 金沢)

  7. 倉岡卓也、國村愛、安田郁稀、 小川由起子、小林秀光、無菌蚕の蛹を培地として生育したサナギタケのα-グルコシダーゼ及びキサンチンオキシダーゼの阻害効果について、日本薬学会第139年会(2019年3月、千葉)

  8. 長谷亜耶、西田成吾、村上大子、峯隆吉、倉岡卓也、藤井佑樹、小林秀光、小川由起子、カイコ冬虫夏草Cordyceps militarisの機能解析、日本薬学会第139年会(2019年3月、千葉)

  9. 仙波 仁恵、神藤 留衣、大久保 文賀、倉岡 卓也、峯 隆吉、矢萩 真里枝、小川 由起子、小林 秀光、人工培養した国産冬虫夏草類のアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害活性、日本薬学会第142年会(2022年3月、名古屋)

  10. 田原 直、冨永 歩乃楓、江夏 美咲、木村 莉緒、武下 真己、倉岡 卓也、小林 秀光、病原性酵母Candida norvegensis細胞壁マンナンの化学構造について、日本薬学会第142年会(2022年3月、名古屋)

  11. 藤松 範彦、倉岡 卓也、田原 直、 冨永 歩乃楓、 江夏 美咲、 Vishnu Chaturvedi、 小林 秀光、高病原性Candida auris酵母の細胞壁マンナンのO結合型糖鎖について、日本薬学会第143年会(2023年3月、北海道)

  12. 鰺坂 彪、倉岡 卓也、伊敷 和大、吉田 菜々子、仙波 仁恵、 矢萩 真里枝、太田 智絵、小川 由起子、小林 秀光、人工培養した国産冬虫夏草のアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害活性について、日本薬学会第143年会(2023年3月、北海道)

  13. 中島 菜南、小林 真里枝、藤井 佑樹、倉岡 卓也、小林 秀光、小川 由起子、冬虫夏草のメラニン生成に及ぼす影響、日本薬学会第144年会(2024年3月、横浜)

  14. 東島 慶、藤松 範彦、小林 秀光、倉岡 卓也、病原性酵母 Candida metapsilosis 細胞壁から精製したN結合型マンナンの構造解析

論文


  1. Y. Ogawa, H. Murakami, T. Kuraoka, R. Mine, H. Kobayashi, Specific Antiproliferative Activity against Several Human Cancer Cells Possessed by Cordyceps militaris Grown in Viable Pupa of Silkworm Raised under Sterile Environment, Int.J.Curr.Microbiol.App.Sci., 7 (2018) 988-997. doi: 10.20546/ijcmas.2018.702.122.

  2. T. Kuraoka, A. Ishiyama, H. Oyamada, Y. Ogawa, H. Kobayashi, Presence of O-glycosidically linked-oligosaccharides in the cell wall mannoprotein of Candida krusei purified with Benanomicin A, FEBS Open Bio, 9 (2019) 129-136. doi: 10.1002/2211-5463.12558.

  3. T. Kuraoka, M. Shukuri, S. Iwanaga, T. Yamada, Y. Ogawa, H. Kobayashi, Distribution of oligomannosyl side chains in the cell wall mannan of Pichia pastoris purified by Benanomicin A, Int.J.Curr.Microbiol.App.Sci., 8 (2019) 2926-2935. doi: 10.20546/ijcmas.2019.801.311

  4. C. Osaki, K. Yamaguchi, S. Urakawa, Y. Nakashima, K. Sugita, M. Nagaishi, S. Mitsuiki, T. Kuraoka, Y. Ogawa, H. Sato, The bacteriological properties of Bacillus strain TM-I-3 and analysis of the volatile antifungal compounds emitted by this bacteria, Biocontrol. Sci., 24 (2019) 129-136. doi: 10.4265/bio.24.129.

  5. T. Kuraoka, T. Yamada, A. Ishiyama, H. Oyamada, Y. Ogawa, H. Kobayashi, Determination of α-1,3-linked mannose residue in the cell wall mannan of Candida tropicalis NBRC 1400 strain, Advances in Microbiology, 10 (2020) 14-26, doi: 10.4236/aim.2020.101002

  6. 倉岡卓也、人工培養した国産冬虫夏草の生理活性スクリーニング、アグリバイオ、2020

  7. T. Kuraoka, T. Yamada, Y. Takatsutsumi, Y. Ogawa, H. Kobayashi, Anomeric proton and carbon (H1-C1) NMR chemical shifts of antigenic mannans obtained from pathogenic yeast Candida tropicalis, Adv Microbiol, 11 (2021) 296-301.

  8. T. kuraoka, T. Yamada, N. Fujimatsu, Y. Ogawa, H. Kobayashi, Assignment of H1-C1 Cross Peaks on the Two-dimensional NMR Map Corresponding to Mannose Residues of Pathogenic Yeast Candida tropicalis Cell Wall Mannan, 長崎国際大学論叢,22(2022) 187-191.

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