教員・研究者教員・研究紹介
丸山 貴志(まるやま たかし)講師

所属
人間社会学部 社会福祉学科
専門分野
精神保健福祉、精神医学
研究テーマ
・チーム医療の中のソーシャルワーカーの役割
・認知症医療連携について
担当科目
精神保健福祉論、精神医学A・B、精神保健福祉相談援助の基盤(専門)、相談援助の理論と方法ⅠB、権利擁護と成年後見論、障がい者スポーツ、相談援助演習Ⅰ・ⅡA~ⅢB、精神保健福祉援助演習(基礎)、精神保健福祉実習指導Ⅰ・ⅡA・ⅡB、精神保健援助実習A・B、教養セミナーA・B、社会福祉総合演習(福祉専門)・(福祉共通)・(精神)
所属学会
日本認知症学会
研究室
研究棟202号室
連絡先
(代表)0956-39-2020(内線2221)
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URL
プロフィール
大学卒業後、医療系の営業職に従事する傍ら社会福祉士を取得。
2003年より介護福祉施設の生活相談員。
2011年より熊本大学病院神経精神科ソーシャルワーカー兼、基幹型認知症疾患医療センター連携担当、精神科リエゾンチーム担当。
2020年より長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科 講師。
学位:福祉環境学修士
資格:精神保健福祉士、社会福祉士、介護支援専門員
研究紹介
長期の経過を見据えたチーム医療、多職種連携について
チーム医療や多職種連携が重要視される昨今、在宅生活はもちろん、総合病院での入院ケース、精神科病院での入院ケース、さらに退院した後のケースなどチーム医療、多職種連携は様々なケースに応じた介入が必要です。また認知症の支援についてもあらゆる社会資源があり、多職種が連携して支援を行うケースがほとんどです。精神疾患や認知症は10年以上という長期の経過をとり、また経過とともに病像が変化することも珍しくなく、横断面だけでなく縦断的な連携の在り方を検討することも重要です。このような多方面からの視点で、チーム医療や多職種連携がより円滑に行われるためには何が必要かをソーシャルワーカーの役割という観点から研究をおこなっております。
研究活動
- ICTを利用した認知症ケアのための情報収集・蓄積とグッドプラクティス自動抽出システムの開発と検証研究(2014-2016)共同研究
- 認知症のための縦断型連携パスを用いた医療と介護の連携に関する研究(2012-2013)共同研究
- 認知症有病率調査(2011-2012)共同研究
社会活動
社会貢献・地域連携
2016 熊本地震の際にDPATとして活動
2011~2015 熊本県認知症医療連携協議会(連携担当)
2011~2015 熊本県認知症医療・地域連携専門研修(連携担当)
各種委員
佐世保市地域自立支援協議会委員
2019 九州精神神経学会・九州精神医療学会 実行委員会委員
2013 認知症疾患医療センター全国研修会 運営委員
教育活動
非常勤講師
2014 総合健康推進財団スキルアップ研修 講師
研究実績
原著論文
- 丸山貴志,橋本 衛,石川智久他(2017)認知症医療と介護連携のための縦断型連携パスの有用性の検証、DementiaJapan31,380-388
- 丸山貴志(2016)在宅生活を続けるための認知症医療連携と生活環境がもたらす影響~熊本県認知症疾患医療センターの取り組みから~(修士論文)
- 丸山貴志,西田まゆみ,坂本眞一,池田 学(2012)既存の精神科病院をつなぐ地域ネットワーク,熊本方式の現状と課題(特集 精神科病床における認知症治療:入院期間短縮を目指して)、老年精神医学雑誌 第23巻第5号568-571
学会発表
- 熊本大学医学部附属病院精神科リエゾンチームの活動について、第31回総合病院精神医学会総会(2018)
- 悪質商法の被害に遭った経験のある認知症患者について、第3回認知症予防学会学術集会(2013)
報告
- 認知症地域連携パスモデル事業実施報告(共著・2015-2016)
- 認知症多職種連携パスモデル事業実施報告(共著・2013-2014)
- 都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応(共著・2011-2012)
- 若年性認知症の地域におけるサービス利用に関する研究(共著・2011-2012)