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大学総合

教員・研究者教員・研究紹介

佐々木 茂貴(ささき しげき)教授

佐々木 茂貴

所属

薬学部 薬学科

専門分野

核酸化学 分子認識化学 ケミカルバイオロジー

研究テーマ

ゲノムを標的にした創薬研究

担当科目

総合演習IIIA、有機薬化学II、構造解析学、創薬化学、疾病解析学演習

所属学会

日本薬学会 日本核酸医薬学会 日本化学会 有機合成化学協会 Oligonucleotide Therapeutic Society

研究室

薬学研究棟P412

連絡先

0956-20-5728

E-mail

sigesasaki

URL

ゲノム標的創薬学研究室 WEBサイト

プロフィール

鹿児島県指宿市出身。生命の神秘への化学的なアプローチが学生時代からのテーマです。ライフワークとして遺伝情報を化学的に編集する化学反応を研究しています。学会や共同研究のために訪問する日本各地、世界各地で遺跡を訪問するのは研究を頑張ったご褒美として楽しみにしています。また、地元のおじさん仲間との下手なテニスを楽しむのは人生の大切な一コマです。


1977年 東京大学薬学部製薬化学科卒業
1977年 東京大学大学院薬学系研究科製薬化学専門課程修士課程入学
1982年 東京大学大学院薬学系研究科製薬化学専門課程博士課程修了(薬学博士)
1982年 アメリカインディアナ大学化学科博士研究員
1984年 東京大学薬学部助手
1990年 九州大学薬学部助教授
2002年 九州大学大学院薬学府教授
2009年 九州大学主幹教授の称号授与
2020年 九州大学定年退職
2020年 長崎国際大学薬学部現在に至る

研究紹介

ゲノムを標的にする創薬研究

ヒトゲノムの解読が進み、病気に関係する多くの遺伝子が明らかにされています。わずか一個の核酸塩基が入違っているだけで重篤な症状を引き起こすことがあり、遺伝子配列を正確に認識し作用する新しいくすりの創製が望まれています。核酸医薬はこのような疾患治療を可能にする新しい医薬品素材です。私たちは核酸医薬のなかでも、mRNAに作用して遺伝コードを編集するインテリジェントなくすりの創製を目指しています。すでに確立した基礎的な化学を基本に、いよいよ化学的編集の実現にむけたチャレンジが始まります。
ゲノムには同じ配列が繰り返されている領域があり、重要な機能を担っていると考えられています。しかし、この繰り返しが異常に長くなるとリピート病と呼ばれる重篤な疾患の原因になります。私たちは低分子をリピートに集積させることで遺伝子を制御する治療薬開発を目指しています。この研究では生化学者との共同研究で機能評価を行い、新しい治療法の扉を開きたいと考えています。

研究活動

学会・研究会の座長


  • 2009年-2011年、創薬セミナー委員長(日本薬学会)

  • 2009年-2016年、アンチセンスDNA/RNA研究会代表

  • 2009年-2011年、FIP (世界薬学連合) Special Interest Group代表

  • 2009年-2014年、アジアコアプログラム九州拠点校代表

  • 2010年-2011年、有機合成化学協会九州山口支部副支部長

  • 2011年-2012年、有機合成化学協会九州山口支部支部長

  • 2012年-2016年、日本化学会医農薬化学ディビジョン、副主査-主査

  • 2012年-2014年、日本薬学会理事(九州地区理事)

  • 2014年-2015年、日本薬学会化学系薬学部会部会長

  • 2015年-2019年、日本核酸医薬学会設立 初代会長

  • 2016年-2017年、日本薬学会理事(九州地区理事)

  • 2016年-2018年、学術著作権協会理事

  • 2017年-2019年、日本薬学会副会頭

  • 2017年-2019年、世界薬学連合日本薬学会代表(Council Delegate)

  • 2018年-2020年、Pharmaceutical Sciences World Congress (PSWC) プログラム委員

  • 2020年-2021年、日本薬学会次期会頭候補副会頭

  • 2021年-2022年、日本薬学会会頭

  • 2023年     日本薬学会顧問

  • 2023年     日本薬系学会連合理事

科研費・競争的資金


  • 2003年-2004年、基盤研究(B) (代表)、ゲノム標的化学への展開を目指した2本鎖DNAの特異的認識および反応分子の開発

  • 2005年-2008年、基盤研究(A) (代表)、化学反応性ゲノム標的分子の展開とインテリジェント・ナノ医薬としての基礎検討

  • 2006年-2007年、萌芽研究(代表)、動的コンビナトリアル化学によるDNA高次構造認識分子の検索

  • 2008年-2009年、萌芽研究(代表)、異常に長い繰り返し配列のDNA上に金属イオンを介して自己集積する分子の開発

  • 2009年-2013年、基盤研究(S) (代表) 、インテリジェント人工核酸を搭載したナノDDSによる革新的分子標的治療薬の研究

  • 2010年-2011年、挑戦的萌芽研究(代表)、B型とZ型DNAの構造変換を制御するフォトクロミックDNA結合リガンドの創製

  • 2012年-2013年、挑戦的萌芽研究(代表)、8-ニトログアノシンの選択的捕捉分子の開発

  • 2014年-2015年、挑戦的萌芽研究(代表)、生体内レドックス状態を反映する各種8位酸化グアノシンの選択的捕捉分子の開発

  • 2015年-2017年、基盤研究(B) (代表)、化学反応性人工核酸を用いたRNAの特異的化学修飾と人工的編集の研究

  • 2016年-2017年、挑戦的萌芽研究(代表)、DNAリピート配列に協奏的に集積する低分子リガンド開発

  • 2018年-2021年、基盤研究(B) (代表)、人工核酸によるRNAピンポイント化学修飾法の確立とRNAコード編集技術への展開

  • 2019年-2024年、特別推進研究(分担)、「分子組織化に立脚した革新的医薬品の分子設計」代表 筑波大学長崎幸夫教授、分担課題「ラダー型組織化薬の設計と評価」

  • 2021年-2025年、基盤研究(B) (代表)、CGGリピートに協奏的に集積する分子を基盤とする脆弱X症候群に対する低分子創薬

共同(受託)研究


  • 2003年-2005年、九州経済産業局中小企業地域新生コンソーシアム研究開発事業、分担課題「DNA塩基特異的なクロスリンク剤(化学架橋剤)の開発」

  • 2001年-2006年、科学技術振興事業団CREST研究、「遺伝子ベクターとして機能するナノ構造デバイスの創製」(代表 東大院工教授片岡一則、 分担課題「機能性人工核酸の分子設計」) 、佐々木分担課題「細胞内で機能するインテリジェント人工核酸」

  • 2006年-2011年、科学技術振興事業団 CREST研究、「遺伝子治療実用化のための超分子ナノデバイス製造技術の創成(代表、東大院工 教授片岡一則)佐々木分担課題「機能性核酸の設計と機能発現評価」

  • 2007年、地域イノベーション創出総合支援事業(科学技術振興機構)、生体での可視化を目指した8-オキソグアノシン蛍光人工プローブの開発

  • 2013年、アステラス薬学研究院研究資金

  • 2014年、上原記念生命科学財団研究助成金「インテリジェント人工核酸を用いた革新的RNA創薬研究」

  • 2016年-2020年、福岡県地域創生事業 2017年「革新的医薬品」分担

  • 2021年-2023年、久留米リサーチ・パーク リーディングプロジェクト

社会活動

社会貢献・地域連携

2012年11月 分子複合医薬研究会講演会
2016年-2020年、福岡県地域創生事業参画
2018年2月 アステラス製薬株式会社講演会
2019年9月 エーザイ株式会社講演会

役員 委員等

日本薬学会顧問、日本薬系学会連合理事、6年制薬学教育制度調査検討委員会全体会議委員、文部科学省薬学実務実習に関する連絡会議委員、公益財団法人薬学研究奨励財団運営助言委員、薬学教育評価機構理事

各種委員


  • 2005年9月, The 4th International Symposium on Nucleic Acid Chemistry組織委員長

  • 2007年5月, 万有福岡シンポジウム、 組織委員長

  • 2009年9月, The Joint Symposium of 19th Symposium of Antisense DNA/RNA and 5th Annual Meeting of Oligonucleotide Therapeutics Society 組織委員長

  • 2010年-2012年、日本学術振興会システム研究センター研究員

  • 2012年7月, 創薬懇話会2012  組織委員長

  • 2013年6月, 第23回万有福岡シンポジウム、 組織委員長

  • 2013年11月, 第39回反応と合成の進歩シンポジウム、 組織委員長.

  • 2016年9月, フォーサイト事業A3 Chemical Probe Research Hub第1回大会(福岡)組織委員長

  • 2018年6月, 創薬懇話会2018 in 志賀島、 組織委員長

  • 2018年7月, 日本核酸医薬学会第4回年会(福岡)組織委員長

  • 2019年5月, 日仏医薬精密有機化学会議(福岡)組織委員長

  • 2021年6月 日本ケミカルバイオロジー学会(福岡)組織委員長

教育活動

非常勤講師

2002年 熊本大学薬学部
2002年 山口大学
2003年 山口大学
2005年 山口大学
2005年 筑波大学
2011年 静岡県立大学
2015年 岐阜大学
2016年 金沢大学薬学
2018年 就実大学
2020年-2023年 九州大学大学院薬学研究院
2020年-2023年 久留米大学医学部

講演会

2011年 静岡県立大学薬学部月例セミナー
2016年 金沢大学 有機化学の先進的ビジョン
2018年 就実大学 アドアンスト科目「医薬品等評価学」
2021年 日本薬学会第141年会(広島)会頭講演
2022年 日本薬学会第142年会(名古屋)会頭講演

研究実績

著書


  1. 佐々木茂貴、核酸医薬の基礎、p 256-264、講談社、2020年12月

  2. 佐々木茂貴、わが国の核酸医薬開発における日本核酸医薬学会の役割、医薬ジャーナル、2019年2月.

  3. Yosuke Taniguchi and Shigeki Sasaki, Development of Triplex Forming Oligonucleotide Including Artificial Nucleoside Analogues for the Antigene Strategy, Springer, Synthesis of Therapeutic Oligonucleotides p253-270 (2018).

  4. 佐々木 茂貴、医療分野に挑む革新的な化学技術第10章 バイオ医薬品(抗体医薬・核酸医薬)の最前線、CSJ Current Review医療・診断・創薬の化学、2017年09月、日本化学会.

  5. 佐々木茂貴、難病研究up-to-date-臨床病態解析と新たな診断・治療法開発をめざして-」 第3章 難病の治療法(総論)3.核酸医薬、2017年12月、遺伝子医学MOOK 32号 「メディカルドゥ出版.

  6. 佐々木 茂貴、スタンダード薬学シリーズII 3 II 生体分子・医薬品の化学による理解、2016年03月、日本薬学会.

  7. 佐々木 茂貴、核酸医薬の創製と応用展開 第6章 インテリジェント人工核酸―クロスリンク核酸・官能基転移核酸―、2016年02月、シーエムシー出版.

  8. Shigeki Sasaki, Yosuke Taniguchi, Fumi Nagatsugi, 「Specific Recognition of Single Nucleotide by Alkylating Oligonucleotides and Sensing of 8-Oxoguanine」、Springer, 31, 221-248 (2016).

  9. 佐々木茂貴、CSJ 核酸化学のニュートレンド 6章 学会・研究会・シンポジウムレポート、2011年7月.

  10. 佐々木茂貴、ゲノムの配列や立体構造を読み取る新しいくすりの創造、化学と教育、2007年5月.

  11. 佐々木茂貴、3本鎖形成によるDNA認識のための人工塩基の開発、高分子、2007年04月.

論文


  1. Ito A., Wang L., Notomi R., Sasaki S., Taniguchi, Y., Development of an Artificial Nucleic Acid Skeleton Allowing for Unnatural-Type Triplex DNA Formation with Duplex DNA Having a TA Inversion Site, Chem. Pharm. Bull. 72(1), 16-20 (2024).

  2. Wang L., Notomi R., Sasaki S., Taniguchi, Y., Inhibition of transcription and antiproliferative effects in a cancer cell line using antigene oligonucleotides containing artificial nucleoside analogues, RSC Medicinal Chemistry, 14, 1482-1491 (2023).

  3. Murase, H., Lee J., Taniguchi, Y., Sasaki, S. Site-Specific Tritium Labeling at the Predefined Internal Position of the Chemically-Modified RNA, Chem. Pharm. Bull. 71(1), 64-69 (2023).

  4. Murase, H., Nagatsugi, F., Sasaki, S. Development of a selective ligand for G-G mismatches of CGG repeat RNA inducing the RNA structural conversion from the G-quadruplex into a hairpin-like structure, Org.& Biomol. Chem., 20, 3375-3381 (2022).

  5. Togo, N., Murase, H., Lee, J., Taniguchi Y., Sasaki S. Application of the Functionality Transfer Oligodeoxynucleotide for the Site-Selective Modification of RNA with a Divers Molecules, Chem. Pharm. Bull. 70, 498-504 (2022).

  6. Kikukawa, Y., Kawazoe, R., Miyahara, R., Sakurada T., Nagata Y., Sasaki S. Taniguchi Y. Multiple-turnover single nucleotide primer extension reactions to detect 8-oxo-2'- deoxyguanosine in DNA, Chem. Comm., 58, 5399-5402 (2022).

  7. Sakurada T., Miyahara R., Kawazoe R., Nagata Y., Kikukawa Y., Sasaki S. and Taniguchi Y. Simple and easy synthesis of γ-amido-dNTPs in water and their polymerase reaction properties, Chem. Pharm. Bull. 69(11), 1061-1066 (2021).

  8. Notomi R., Wang L., Sasaki S. and Taniguchi Y. Design and synthesis of purine nucleoside analogues for the formation of stable anti-parallel-type triplex DNA with duplex DNA bearing the 5mCG base pair, RSC Adv. 11, 21390-21396 (2021).

  9. Shi H., Ishikawa R., Heh C.H., Sasaki S. and  Taniguchi Y. Development of MTH1-binding nucleotide analogs based on 7,8-dihalogenated 7-deaza-dG derivatives, Int. J. Mol. Sci. 22(3),1274 (2021).

  10. Fuchi Y., Murase H., Kai R., Kurata K., Karasawa S., Sasaki S., Artificial Host Molecules to Covalently Capture 8‑Nitro-cGMP in Neutral Aqueous Solutions and in Cells, Bioconjugate Chem., 32(2), 385–393 (2021).

  11. Shi H., Ishikawa R., Heh C.H., Sasaki S. and Taniguchi Y. Development of MTH1-binding nucleotide analogs based on 7,8-dihalogenated 7-deaza-dG derivatives, Int. J. Mol. Sci., 22(3),1274 (2021) .

  12. 佐々木茂貴、中分子医薬品、化学と教育、p290-293、2020年7月.

  13. 佐々木茂貴、ゲノムを標的とする精緻な化学、有機合成化学協会誌、p905-907、2020年9月

  14. Notomi R., Wang L., Osuki T., Okamura H., Sasaki S. and Taniguchi Y. Synthesis of C-nucleoside analogues based on the pyrimidine skeleton for the formation of anti-parallel-type triplex DNA with a CG mismatch site, Bioorg. Med. Chem.,28(23), 115782 (2020).

  15. Murase H., Wakisaka G., Noguchi T. and S. Sasaki, Protection of all cleavable sites of DNA with the multiple CGCG or continuous CGG sites from the restriction enzyme, indicative of simultaneous binding of small ligands, Bioorg. Med. Chem., 28(20) 115730 (2020).

  16. Kikuta K., Barta J., Taniguchi Y. and Sasaki S. Synthesis of Nucleotide Derivatives of N-Acyl-7-Nitroindoline, their Incorporation into the DNA Oligomer, and Evaluation of Their Photoreactivity in the DNA/RNA duplex, Chem. Pharm. Bull., 68(12), 1210-1219 (2020).

  17. Wang L., Okamura H., Sasaki S. and Taniguchi Y. Enhancements in the Utilization of Antigene Oligonucleotides in the Nucleus by Booster Oligonucleotides, ChemComm., 56(67), 9731-9734 (2020).

  18. Taniguchi Y., Magata Y., Osuki T., Notomi R., Wang L., Okamura H. and Sasaki S. Development of novel C-nucleoside analogues for formation of antiparallel-type triplex DNA with DNA that includes TA and dUA base pairs, Org. Biomol. Chem.,18 (15), 2845-2851 (2020).

  19. Aoki Y., Taniguchi Y., Matsumoto M., Matsumoto M., Ohno M., Masumura K., Sasaki S., Tsuzuki T., Yamamoto M., Nohmi T. Oxidative stress driven mutagenesis in the small intestine of the gpt delta mouse induced by oral administration of potassiumbromate, Mutat Res Gen Tox En Mut, 850-851,503136 (p1-9) (2020).

  20. Abe S. Y. and Sasaki S. The adduct formation of the thioguanine-polyamine ligands to DNA with the AP site under UVA irradiated and non-irradiatedconditions, Bioorg. Med. Chem.(2020), in press.

  21. Kikuta K., Taniguchi Y., Sasaki S., Study of the inducible cross-linking reaction to mRNA and the effect on the translation, Chem. Pharm. Bull. 67(8), 877-883 (2019).

  22. Wang L., Taniguchi Y., Okamura H. and Sasaki S., Modification of the aminopyridine unit of 2'-deoxyaminopyridinyl-pseudocytidine allowing triplex formation at CG interruptions inhomopurine sequences, Nucleic Acids Res. 46(17) 8679-8688 (2018).

  23. Fuchi Y, Fukuda T. and Sasaki S. , Luminescent Europium Sensors for Specific Detection of 8-oxo-dGTP by Time-gated Fluorescence, Bioorg. Med. Chem.,26(12) 3254-3260 (2018).

  24. Murase H. Noguchi T. and Sasaki S., Evaluation of simultaneous binding of Chromomycin A3 to the multiple sites of DNA by the new restriction enzyme assay, Bioorg. Med. Chem. Lett., 28(10) 1832-1835(2018).

  25. Kawara K., Tsuji G., Taniguchi Y., Sasaki S., Synchronized Chiral Induction Between [5] Helicene-Spermine Ligand and B-Z DNA transition, Chemistry - A European Journal. 23(8), 1763-1769 (2017).

  26. Okamura H ., Taniguchi Y., Sasaki S., Aminopyridinyl-pseudodeoxycytidine derivatives selectively stabilize antiparallel triplex DNA with multiple CG inversion sites. Angew. Chem. Int. Ed. 55(40), 12445-12449 (2016).

  27. Fuchi Y., Fukuda T., Sasaki S., Synthetic Receptor Molecules for Selective Fluorescent Detection of 8-oxo-dGTP in Aqueous Media, Org. Biomol. Chem. 14,7949-7955 (2016).

  28. Oshiro I. Jitsuzaki D. Onizuka K. Nishimoto A. Taniguchi Y. and Sasaki S., Site-specific modification of the 6-amino group of adenosine in RNA by an inter-strand functionality-transfer reaction using an S-functionalized- 4-thiothymidine, ChemBioChem, 16(8), 1199-1204 (2015).

  29. Taniguchi Y., Kikukawa Y and Sasaki S., Discrimination Between 8-Oxo-2'-Deoxyguanosine and 2'-Deoxyguanosine in DNA by the Single Nucleotide PrimerExtension Reaction with Adap Triphosphate, Angew. Chem. Int. Ed. 54(17), 5147-5151(2015).

学会発表・シンポジウム・講演


  1. 三本鎖DNA形成配列の拡張を可能とする合成を簡略化した新規人工核酸の開発/2023年3月/日本薬学会第143回年会部位特異的化学修飾法を基盤としたRNAの分子修飾とラベル化/2023年3月/日本薬学会第143回年会

  2. RNA糖部2'-OHアセチル化のためのアミノピリジン結合プリン塩基の合成/2023年3月/日本薬学会第143回年会

  3. 遺伝子を制御するメチル化DNAに対して三本鎖DNAを形成可能にする人工核酸の開発とその応用研究/2023年3月/日本薬学会第 143回年会

  4. エピジェネティック制御に関与する遺伝子プロモーター配列に対して三本鎖DNA形成を可能にする人工核酸の開発/2023年5⽉/日本ケミカルバイオロジー学会 第17回年会

  5. メチル化シトシンを含むDNAに対する 3 本鎖DNA形成核酸医薬の開発/2023年7月/核酸医薬学会第8回年会 mRNAの部位特異的分子修飾による未熟終止コドン(PTC)のリードスルー/2023年7月/核酸医薬学会第8回年会

  6. Effects of the specific chemical modification of the adenine base of the premature termination codon on the readthrough/2023年10月/The 28th French-Japanese Symposium on Medicinal and Fine Chemistry

  7. Effects of the specific chemical modification of the adenine base of the premature termination codon on the readthrough/2023年11月/A3RONA 2023

  8. Development of a new oligonucleotide agent for site-specific RNA acetylation/2023年11月/The 50th International Symposium on Nucleic Acids Chemistry

  9. Synthesis of Nucleoside Analogues with the Ability to Form Triplex DNA and Their Application to Antigene Method/ 2023年11月/The 50th International Symposium on Nucleic Acids Chemistry

  10. Study on read-through of premature termination codon by site-specific chemical modification/2023年11月/The 50th International Symposium on Nucleic Acids Chemistry

  11. Development an artificial nucleoside capable of recognizing 5mCG and CG base pairs and new application studies of triplex DNA/2023年11月/The 50th International Symposium on Nucleic Acids Chemistry

  12. 天然及び人工核酸の部位特異的化学修飾とその応用/2022年8月2日/日本核酸医薬学会第7回年会

  13. 核酸医薬を通して薬学の将来像を考える/2022年9月12日/日本薬剤学会 第3回超分子薬剤学FGシンポジウム

  14. Development of artificial nucleic acids that enable to form triplex DNA for DNA sequences containing 5mCG base pair/2022年11月2日/日本核酸化学会第6回年会

  15. Development of a small-molecule inducer that converts the G-quadruplex structure of CGG repetitive RNA to a hairpin form/2022年11月2日/日本核酸化学会第6回年会

  16. Simple and Efficient Method for Site-selective Internal Tritium Labeling of Chemically Modified Oligonucleotides/ 2022年11月3日

  17. 川添亮治、長田悠佑、桜田喬登、宮原涼、佐々木茂貴、谷口陽祐、DNA配列中の8-oxo-dG認識特異性の向上を目指した7-deaza-Adapのトリリン酸体の開発、第38回日本薬学会九州山口支部大会(オンライン)2021年11月.

  18. 伊藤聖紘、納富亮太朗、王磊、佐々木茂貴、谷口陽祐、3本鎖DNA中のTA塩基対認識を目指したプリン骨格を有する核酸誘導体の合成と評価、第38回日本薬学会九州山口支部大会(オンライン)2021年11月.

  19. 佐々木茂貴、ウイルス性疾患と核酸医薬、第38回日本薬学会九州山口支部大会(オンライン)

  20. Ryotaro Notomi, Lei Wang, Shigeki Sasaki, Yosuke Taniguchi, Development of aminonebularine derivatives for the recognition of duplex DNA including a 5-methyl CG base pair in an antiparallel triplex DNA, ISNAC2021(日本核酸化学会第5回年会)2021年11月.

  21. 佐々木茂貴、生体の模倣から生体への挑戦 核酸の精密認識・反応性分子の創成、ISNAC2021(日本核酸化学会第5回年会)2021年11月.

  22. 納富亮大朗、王磊、佐々木茂貴、谷口陽祐、二本鎖DNA中の5メチルCG塩基対を認識し三本鎖DNA形成を可能とする人工核酸の合成と機能評価、第45回反応と合成の進歩シンポジウム(オンライン)、2021年10月.

  23. Shigeki Sasaki, Bio-Functional Oligonucleotides Developed by the Genome-Targeting Chemistry. DPhG Jahrestagung 2021 / Annual meeting (ドイツ薬学会年会)、2021年9月.

  24. Ryotaro Notomi, Lei Wang, Shigeki Sasaki, Yosuke Taniguchi, Development of aminopurine derivative for recognition 5-methyl CG base pair in anti-parallel triplex DNA, .FIBER日本核酸化学会若手フォーラム(オンライン)2021年8月.

  25. 桜田喬登、長田悠佑、佐々木茂貴、谷口陽祐、8-オキソグアノシンの選択的認識を目指したピリミジン骨格を有する人工ヌクレオチドの開発、都甲典宏、村瀬裕貴、イジョンス、菊田健司、谷口陽祐、佐々木茂貴、官能基転移人工核酸によるmRNA部位特異的なラベル化法の確立と翻訳制御法への展開、第58回化学関連支部合同九州大会(福岡:オンライン)、2021年7月.

  26. 納富亮大朗、王磊、佐々木茂貴、谷口陽祐、エピジェネティック制御に関与する5-メチルCG塩基対に対し三本鎖DNAを形成可能にする人工核酸の開発、日本核酸医薬学会第6回年会(徳島:オンライン)2021年6月.

  27. 佐々木茂貴 核酸医薬の内部位置の部位および塩基特異的なラジオアイソトープラベル化、日本核酸医薬学会第6回年会(徳島:オンライン)2021年6月.

  28. 石川廉、石卉、Heh Choon Han、佐々木茂貴、谷口陽祐、核酸修復酵素活性阻害能を有する損傷核酸ヌクレオチド誘導体の開発、日本ケミカルバイオロジー学会 第15回年会(福岡:オンライン)2021年6月.

  29. Ryotaro Notomi, Lei Wang, Shigeki Sasaki, Yosuke Taniguchi, Development of aniline modified aminonebularine derivatives for the formation of anti-parallel type of triplex DNA、2021 CSPS/PSJ/CC-CRS Symposium(カナダ:オンライン)2021年6月.

  30. Ryoji Kawazoe, Yusuke Nagata, Ryo Miyahara, Takato Sakurada, Shigeki Sasaki, Yosuke Taniguchi、Development of 7-deaza-purine-1,3-diazaphenoxazine nucleotide derivative for the selective recognition of 8-oxo-2'-deoxyguanosine in DNA、2021 CSPS/PSJ/CC-CRS Symposium(カナダ:オンライン)2021年6月.

  31. Jeongsu Lee, Hirotaka Murase, Hayate Takasaki, Yosuke Taniguchi, Shigeki Sasaki、The synthesis of oligonucleotide incorporating 2-methoxycarbonyl-6-aminopurine for post-synthetic modifications、2021 CSPS/PSJ/CC-CRS Symposium(カナダ:オンライン)2021年6月.

  32. 都甲典宏、菊田健司、村瀬裕貴、谷口陽祐、佐々木茂貴、官能基転移人工核酸によるmRNA部位特異的修飾と翻訳への効果の検討、日本薬学会第141年会(広島:オンライン)2021年3月.

  33. 納富亮大朗、王磊、佐々木茂貴、谷口陽祐、三本鎖DNA形成領域拡張のための5mCG塩基対認識人工核酸の開発、日本薬学会第141年会(広島:オンライン)2021年3月.

  34. 長田悠佑、相良委公子、佐々木茂貴、谷口陽祐、8-オキソグアノシンのDNA配列中位置検出を目指したデアザプリン人工ヌクレオチドの開発と評価、日本薬学会第141年会(広島:オンライン)2021年3月.

  35. 桜田喬登、長田悠佑、佐々木茂貴、谷口陽祐、酸化損傷塩基の認識向上を目指したピリジン骨格を有する人工ヌクレオチドの開発、日本薬学会第141年会(広島:オンライン)2021年3月.

  36. 丸山健登、石川廉、石卉、佐々木茂貴、谷口陽祐、γ位修飾8-oxo-dGTPによる酸化損傷修復酵素活性検出法の開発、日本薬学会第141年会(広島:オンライン)2021年3月.

  37. 納富亮太朗、王磊、佐々木茂貴、谷口陽祐、CG塩基対とアンチパラレル型三本鎖DNAを形成するC-ヌクレオシドアナログの開発、2020年日本化学会九州支部秋期研究発表会、2020年11月.

  38. 谷口陽介、佐々木茂貴、遺伝子を標的とした人工核酸搭載核酸医薬の新展開、第69回高分子討論会(オンライン)2020年9月

  39. 麻生真理子・金城綾香・田畑香織・阿部由紀子・谷口陽祐・佐々木茂貴、反応性核酸を用いた環境応答型solvatochromic蛍光分子の蛋白質への導入と修飾蛋白質の評価、第14回バイオ関連化学シンポジウム2020(オンライン)、2020年9月.

  40. 村瀬裕貴、脇坂元太郎、野口幹晴、Ting Wu、佐々木茂貴、リピートDNA配列中の複数連続する結合サイトに協奏的に全サイト結合する低分子リガンドの開、反応と合成の進歩2020特別企画シンポジウム(オンライン)2020年11月.

  41. 渕靖史、甲斐亮補、倉田翔、唐澤悟、佐々木茂貴、中性水溶液中で8-nitro-cGMPを効率的に捕捉する_人工ホスト分子の開発、反応と合成の進歩2020特別企画シンポジウム2020年11月.

  42. 長田 悠佑、谷口 陽祐、相良 委公子、菊川 誉也、佐々木 茂貴、DNA配列中での8-オキソグアノシン発生位置検出を目指したデアザプリン人工ヌクレオチドの開発と評価/2020年3月/日本薬学会第140年会(誌上開催).

  43. 納富 亮大朗、谷口 陽祐、小薄 孝行、佐々木 茂貴、3本鎖DNA形成領域の拡張を目指した5-メチルCG塩基対を認識可能な人工核酸の開発/2020年3月/日本薬学会第140年会(誌上開催).

  44. 宮本 奈津、阿部 由紀子、北﨑 健太郎、高崎 隼颯、谷口 陽祐、佐々木 茂貴、反応性人工核酸を用いた効率的なRNA糖部2'OH基選択的アセチル化/2020年3月/日本薬学会第140年会(誌上開催).

  45. 佐々木茂貴、DNAとRNAを標的にする新しい核酸創薬アプローチ、第37回メディシナルケミストリーシンポジウム、八王子市芸術文化会館、2019/11/28、八王子.

  46. Shigeki Sasaki、Chemical Reaction for site-selective modification of RNA and its application to the biological system, 8th Japanese-Sino Symposium on Organic Chemistry for Young Scientists, Kyoto Garden Palace, 2019/9/19, Kyoto.

  47. Shigeki Sasaki、Site-selective modification of mRNA and its effect on the translation、Commemorative International Symposium of the Japan Society of Nucleic Acids Chemistry, CISNAC2019, Port Island Campus, Konan University, 2019/7/22, Kobe.

  48. 佐々木茂貴、RNA部位特異的化学反応 核酸医薬動態把握技術への展開、日本核酸医薬学会第5回年会、ホテル阪急エクスポパーク、2019/7/11、大阪.

  49. 佐々木茂貴、DNA/RNAを標的にした選択的認識と効率的反応の研究、令和元年度(2019年)有機合成化学協会九州山口支部講演会, 2019/5/24, 福岡.

  50. Shigeki Sasaki、Attempt to Design Small Molecular Ligands to Assemble on the Duplex DNA with the Multiple Binding Sites Based on the Binding Mode of Chromomycin A3、Asian 3 Roundtable on Nucleic Acids A3RONA 2018、2018/9/27、Gangneung、Korea.

  51. 佐々木茂貴、核酸医薬における化学の役割、第41回日本神経科学大会、2018/7/28、神戸市.

  52. 佐々木茂貴、"ホストゲスト化学からゲノム標的化学への展開、第16回ホスト-ゲスト・超分子化学シンポジウム(SHGSC2018)、2018/6/26、野田市.

  53. 佐々木茂貴、核酸医薬実用化のための課題:化学的側面から、日本薬剤学会第33年会、2018/5/26、静岡.

  54. 佐々木茂貴、ゲノム標的化学の展開による機能性分子の創成、日本薬学会第137年会、2017/3/26、仙台.

受賞・表彰・その他

佐々木茂貴、日本核酸化学会、池原賞、ゲノム標的化学の提唱と独創的機能性分子の実現、2020年

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