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大学総合

教員・研究者教員・研究紹介

佐々木 茂貴(ささき しげき)教授

佐々木 茂貴

所属

薬学部 薬学科

専門分野

核酸化学 分子認識化学 ケミカルバイオロジー

研究テーマ

ゲノムを標的にした創薬研究

担当科目

総合演習IIIA、有機薬化学II、構造解析学、創薬化学、疾病解析学演習

所属学会

日本薬学会 日本核酸医薬学会 日本化学会 有機合成化学協会 Oligonucleotide Therapeutic Society

研究室

薬学研究棟P412

連絡先

0956-20-5728

E-mail

sigesasaki

URL

プロフィール

鹿児島県指宿市出身。生命の神秘への化学的なアプローチが学生時代からのテーマです。ライフワークとして遺伝情報を化学的に編集する化学反応を研究しています。学会や共同研究のために訪問する日本各地、世界各地で遺跡を訪問するのは研究を頑張ったご褒美として楽しみにしています。また、地元のおじさん仲間との下手なテニスを楽しむのは人生の大切な一コマです。


1977年 東京大学薬学部製薬化学科卒業
1977年 東京大学大学院薬学系研究科製薬化学専門課程修士課程入学
1982年 東京大学大学院薬学系研究科製薬化学専門課程博士課程修了(薬学博士)
1982年 アメリカインディアナ大学化学科博士研究員
1984年 東京大学薬学部助手
1990年 九州大学薬学部助教授
2002年 九州大学大学院薬学府教授
2009年 九州大学主幹教授の称号授与
2020年 九州大学定年退職
2020年 長崎国際大学薬学部現在に至る

研究紹介

ゲノムを標的にする創薬研究

ヒトゲノムの解読が進み、病気に関係する多くの遺伝子が明らかにされています。わずか一個の核酸塩基が入違っているだけで重篤な症状を引き起こすことがあり、遺伝子配列を正確に認識し作用する新しいくすりの創製が望まれています。核酸医薬はこのような疾患治療を可能にする新しい医薬品素材です。私たちは核酸医薬のなかでも、mRNAに作用して遺伝コードを編集するインテリジェントなくすりの創製を目指しています。すでに確立した基礎的な化学を基本に、いよいよ化学的編集の実現にむけたチャレンジが始まります。
ゲノムには同じ配列が繰り返されている領域があり、重要な機能を担っていると考えられています。しかし、この繰り返しが異常に長くなるとリピート病と呼ばれる重篤な疾患の原因になります。私たちは低分子をリピートに集積させることで遺伝子を制御する治療薬開発を目指しています。この研究では生化学者との共同研究で機能評価を行い、新しい治療法の扉を開きたいと考えています。

研究活動

学会・研究会の座長


  • 2009年-2011年、創薬セミナー委員長(日本薬学会)

  • 2009年-2016年、アンチセンスDNA/RNA研究会代表

  • 2009年-2011年、FIP (世界薬学連合) Special Interest Group代表

  • 2009年-2014年、アジアコアプログラム九州拠点校代表

  • 2010年-2011年、有機合成化学協会九州山口支部副支部長

  • 2011年-2012年、有機合成化学協会九州山口支部支部長

  • 2012年-2016年、日本化学会医農薬化学ディビジョン、副主査-主査

  • 2012年-2014年、日本薬学会理事(九州地区理事)

  • 2014年-2015年、日本薬学会化学系薬学部会部会長

  • 2015年-2019年、日本核酸医薬学会設立 初代会長

  • 2016年-2017年、日本薬学会理事(九州地区理事)

  • 2016年-2018年、学術著作権協会理事

  • 2017年-2019年、日本薬学会副会頭

  • 2017年-2019年、世界薬学連合日本薬学会代表(Council Delegate)

  • 2018年-2020年、Pharmaceutical Sciences World Congress (PSWC) プログラム委員

  • 2020年-2021年、日本薬学会次期会頭候補副会頭

科研費・競争的資金


  • 2003年-2004年、基盤研究(B) (代表)、ゲノム標的化学への展開を目指した2本鎖DNAの特異的認識および反応分子の開発

  • 2005年-2008年、基盤研究(A) (代表)、化学反応性ゲノム標的分子の展開とインテリジェント・ナノ医薬としての基礎検討

  • 2006年-2007年、萌芽研究(代表)、動的コンビナトリアル化学によるDNA高次構造認識分子の検索

  • 2008年-2009年、萌芽研究(代表)、異常に長い繰り返し配列のDNA上に金属イオンを介して自己集積する分子の開発

  • 2009年-2013年、基盤研究(S) (代表) 、インテリジェント人工核酸を搭載したナノDDSによる革新的分子標的治療薬の研究

  • 2010年-2011年、挑戦的萌芽研究(代表)、B型とZ型DNAの構造変換を制御するフォトクロミックDNA結合リガンドの創製

  • 2012年-2013年、挑戦的萌芽研究(代表)、8-ニトログアノシンの選択的捕捉分子の開発

  • 2014年-2015年、挑戦的萌芽研究(代表)、生体内レドックス状態を反映する各種8位酸化グアノシンの選択的捕捉分子の開発

  • 2015年-2017年、基盤研究(B) (代表)、化学反応性人工核酸を用いたRNAの特異的化学修飾と人工的編集の研究

  • 2016年-2017年、挑戦的萌芽研究(代表)、DNAリピート配列に協奏的に集積する低分子リガンド開発

  • 2018年-2021年、基盤研究(B) (代表)、人工核酸によるRNAピンポイント化学修飾法の確立とRNAコード編集技術への展開

  • 2019年-2024年、特別推進研究(分担)、「分子組織化に立脚した革新的医薬品の分子設計」代表 筑波大学長崎幸夫教授、分担課題「ラダー型組織化薬の設計と評価」

共同(受託)研究


  • 2003年-2005年、九州経済産業局中小企業地域新生コンソーシアム研究開発事業、分担課題「DNA塩基特異的なクロスリンク剤(化学架橋剤)の開発」

  • 2001年-2006年、科学技術振興事業団CREST研究、「遺伝子ベクターとして機能するナノ構造デバイスの創製」(代表 東大院工教授片岡一則、 分担課題「機能性人工核酸の分子設計」) 、佐々木分担課題「細胞内で機能するインテリジェント人工核酸」

  • 2006年-2011年、科学技術振興事業団 CREST研究、「遺伝子治療実用化のための超分子ナノデバイス製造技術の創成(代表、東大院工 教授片岡一則)佐々木分担課題「機能性核酸の設計と機能発現評価」

  • 2007年、地域イノベーション創出総合支援事業(科学技術振興機構)、生体での可視化を目指した8-オキソグアノシン蛍光人工プローブの開発

  • 2013年、アステラス薬学研究院研究資金

  • 2014年、上原記念生命科学財団研究助成金「インテリジェント人工核酸を用いた革新的RNA創薬研究」

  • 2016年-2020年、福岡県地域創生事業 2017年「革新的医薬品」分担

社会活動

社会貢献・地域連携

2012年11月 分子複合医薬研究会講演会
2016年-2020年、福岡県地域創生事業参画
2018年2月 アステラス製薬株式会社講演会
2019年9月 エーザイ株式会社講演会

各種委員


  • 2005年9月, The 4th International Symposium on Nucleic Acid Chemistry組織委員長

  • 2007年5月, 万有福岡シンポジウム、 組織委員長

  • 2009年9月, The Joint Symposium of 19th Symposium of Antisense DNA/RNA and 5th Annual Meeting of Oligonucleotide Therapeutics Society 組織委員長

  • 2010年-2012年、日本学術振興会システム研究センター研究員

  • 2012年7月, 創薬懇話会2012  組織委員長

  • 2013年6月, 第23回万有福岡シンポジウム、 組織委員長

  • 2013年11月, 第39回反応と合成の進歩シンポジウム、 組織委員長.

  • 2016年9月, フォーサイト事業A3 Chemical Probe Research Hub第1回大会(福岡)組織委員長

  • 2018年6月, 創薬懇話会2018 in 志賀島、 組織委員長

  • 2018年7月, 日本核酸医薬学会第4回年会(福岡)組織委員長

  • 2019年5月, 日仏医薬精密有機化学会議(福岡)組織委員長

  • 2020年6月(延期)  日本ケミカルバイオロジー学会(福岡)組織委員長

教育活動

非常勤講師

2002年 熊本大学薬学部
2002年 山口大学
2003年 山口大学
2005年 山口大学
2005年 筑波大学
2011年 静岡県立大学
2015年 岐阜大学
2016年 金沢大学薬学
2018年 就実大学

講演会

2018年 就実大学 アドアンスト科目「医薬品等評価学」
2016年 金沢大学 有機化学の先進的ビジョン
2011年 静岡県立大学薬学部月例セミナー

研究実績

著書


  1. 佐々木茂貴、わが国の核酸医薬開発における日本核酸医薬学会の役割、医薬ジャーナル、2019年2月.

  2. Yosuke Taniguchi and Shigeki Sasaki, Development of Triplex Forming Oligonucleotide Including Artificial Nucleoside Analogues for the Antigene Strategy, Springer, Synthesis of Therapeutic Oligonucleotides p253-270 (2018).

  3. 佐々木 茂貴、医療分野に挑む革新的な化学技術第10章 バイオ医薬品(抗体医薬・核酸医薬)の最前線、CSJ Current Review医療・診断・創薬の化学、2017年09月、日本化学会.

  4. 佐々木茂貴、難病研究up-to-date-臨床病態解析と新たな診断・治療法開発をめざして-」 第3章 難病の治療法(総論)3.核酸医薬、2017年12月、遺伝子医学MOOK 32号 「メディカルドゥ出版.

  5. 佐々木 茂貴、スタンダード薬学シリーズII 3 II 生体分子・医薬品の化学による理解、2016年03月、日本薬学会.

  6. 佐々木 茂貴、核酸医薬の創製と応用展開 第6章 インテリジェント人工核酸―クロスリンク核酸・官能基転移核酸―、2016年02月、シーエムシー出版.

  7. Shigeki Sasaki, Yosuke Taniguchi, Fumi Nagatsugi, 「Specific Recognition of Single Nucleotide by Alkylating Oligonucleotides and Sensing of 8-Oxoguanine」、Springer, 31, 221-248 (2016).

  8. 佐々木茂貴、CSJ 核酸化学のニュートレンド 6章 学会・研究会・シンポジウムレポート、2011年7月.

  9. 佐々木茂貴、ゲノムの配列や立体構造を読み取る新しいくすりの創造、化学と教育、2007年5月.

  10. 佐々木茂貴、3本鎖形成によるDNA認識のための人工塩基の開発、高分子、2007年04月.

原著論文


  1. Abe S. Y. and Sasaki S. The adduct formation of the thioguanine-polyamine ligands to DNA with the AP site under UVA irradiated and non-irradiatedconditions, Bioorg. Med. Chem.(2020), in press.

  2. Kikuta K., Taniguchi Y., Sasaki S., Study of the inducible cross-linking reaction to mRNA and the effect on the translation, Chem. Pharm. Bull. 67(8), 877-883 (2019).

  3. Wang L., Taniguchi Y., Okamura H. and Sasaki S., Modification of the aminopyridine unit of 2'-deoxyaminopyridinyl-pseudocytidine allowing triplex formation at CG interruptions inhomopurine sequences, Nucleic Acids Res. 46(17) 8679-8688 (2018).

  4. Fuchi Y, Fukuda T. and Sasaki S,, Luminescent Europium Sensors for Specific Detection of 8-oxo-dGTP by Time-gated Fluorescence, Bioorg. Med. Chem.,26(12) 3254-3260 (2018).

  5. Murase H. Noguchi T. and Sasaki S., Evaluation of simultaneous binding of Chromomycin A3 to the multiple sites of DNA by the new restriction enzyme assay, Bioorg. Med. Chem. Lett., 28(10) 1832-1835(2018).

  6. Kawara K., Tsuji G., Taniguchi Y., Sasaki S., Synchronized Chiral Induction Between [5] Helicene-Spermine Ligand and B-Z DNA transition, Chemistry - A European Journal. 23(8), 1763-1769 (2017).

  7. Okamura H,, Taniguchi Y., Sasaki S., Aminopyridinyl-pseudodeoxycytidine derivatives selectively stabilize antiparallel triplex DNA with multiple CG inversion sites. Angew. Chem. Int. Ed. 55(40), 12445-12449 (2016).

  8. Fuchi Y., Fukuda T., Sasaki S., Synthetic Receptor Molecules for Selective Fluorescent Detection of 8-oxo-dGTP in Aqueous Media, Org. Biomol. Chem. 14,7949-7955 (2016).

  9. Oshiro I. Jitsuzaki D. Onizuka K. Nishimoto A. Taniguchi Y. and Sasaki S., Site-specific modification of the 6-amino group of adenosine in RNA by an inter-strand functionality-transfer reaction using an S-functionalized- 4-thiothymidine, ChemBioChem, 16(8), 1199-1204 (2015).

  10. Taniguchi Y., Kikukawa Y and Sasaki S., Discrimination Between 8-Oxo-2'-Deoxyguanosine and 2'-Deoxyguanosine in DNA by the Single Nucleotide PrimerExtension Reaction with Adap Triphosphate, Angew. Chem. Int. Ed. 54(17), 5147-5151(2015).

学会発表 (特別・招待講演)


  1. 佐々木茂貴、DNAとRNAを標的にする新しい核酸創薬アプローチ、第37回メディシナルケミストリーシンポジウム、八王子市芸術文化会館、2019/11/28、八王子.

  2. Shigeki Sasaki、Chemical Reaction for site-selective modification of RNA and its application to the biological system, 8th Japanese-Sino Symposium on Organic Chemistry for Young Scientists, Kyoto Garden Palace, 2019/9/19, Kyoto.

  3. Shigeki Sasaki、Site-selective modification of mRNA and its effect on the translation、Commemorative International Symposium of the Japan Society of Nucleic Acids Chemistry, CISNAC2019, Port Island Campus, Konan University, 2019/7/22, Kobe.

  4. 佐々木茂貴、RNA部位特異的化学反応 核酸医薬動態把握技術への展開、日本核酸医薬学会第5回年会、ホテル阪急エクスポパーク、2019/7/11、大阪.

  5. 佐々木茂貴、DNA/RNAを標的にした選択的認識と効率的反応の研究、令和元年度(2019年)有機合成化学協会九州山口支部講演会, 2019/5/24, 福岡.

  6. Shigeki Sasaki、Attempt to Design Small Molecular Ligands to Assemble on the Duplex DNA with the Multiple Binding Sites Based on the Binding Mode of Chromomycin A3、Asian 3 Roundtable on Nucleic Acids A3RONA 2018、2018/9/27、Gangneung、Korea.

  7. 佐々木茂貴、核酸医薬における化学の役割、第41回日本神経科学大会、2018/7/28、神戸市.

  8. 佐々木茂貴、"ホストゲスト化学からゲノム標的化学への展開、第16回ホスト-ゲスト・超分子化学シンポジウム(SHGSC2018)、2018/6/26、野田市.

  9. 佐々木茂貴、核酸医薬実用化のための課題:化学的側面から、日本薬剤学会第33年会、2018/5/26、静岡.

  10. 佐々木茂貴、ゲノム標的化学の展開による機能性分子の創成、日本薬学会第137年会、2017/3/26、仙台.

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