NIUスポーツ栄養サポートチーム（NS）では、地域学生アスリート寮に入居している選手を対象として、パフォーマンス向上・残食量減少のための食環境整備を行ってきました。

　選手には、各競技に適した食生活の実践が求められますが、寮では特に朝食の残食量が多く、食品ロスが重大な課題となっています。アスリートにとって欠食をしないことは非常に重要であり、適切なエネルギーや栄養素を摂取することでコンディションの維持、更にはパフォーマンス向上に繋がります。

　今年度はコロナウイルス感染症拡大のため、例年よりも調査を行う機会が少なかったのですが、感染対策を徹底し、できることから少しずつ取り組みました。栄養講話や個別指導、メニューボードの掲示を通して、寮生へ様々な情報を配信し、寮生が栄養について少しずつ興味を示してくれていたことが印象的です。メニューボードは毎週、様々なテーマを設定し、健康栄養学科の学生が作成しました。

　今後もNSでは栄養学的観点から学生アスリートのサポートを実施するとともに、SDGsの目標でもある「食品ロス」削減につながる活動を行っていきたいと思います。九州文化学園グループのアスリートのみなさんのご活躍を楽しみにしています。