教育内容学生実習
私たちの学部では、1年前期から4年後期にかけて各分野でさまざまな学生実習を行っています。 臨床の現場では、薬剤師に応用科学としての「薬学」が求められますから、基礎知識をもとに、応用する力が必要です。これは自然科学の研究プロセスと本質的に同じであると私たちは考えています。基礎を理解し、現象について考え、基本的な原理を打ち立てることが自然科学の研究です。このプロセスこそが、臨床の現場における応用する力にあたります。このため私たちは、カリキュラムの中に多くの学生実習(実験科目)を幅広く取り入れ、学生実習を通して自然科学研究の思考過程が理解できるように計画しています。
実習と講義科目との違いとは?
紙の上での勉強と異なり、実際に手を動かし、変化を目で追い、実際に起こっていることを実感することで、自然科学により興味をもってもらえると私たちは考えています。はじめに興味をもってもらえれば、基本的な原理にすんなりと入っていくことができるでしょう。次に、目の前で起こっていることについて知りたいと思うようになります。そこで、問題について考えることになるのです。この考えるプロセスこそが、私たちのねらいです。
「薬学科フォトギャラリー」にて実習への取り組み風景がご覧いただけます。
実習予定
物理系薬学
分析化学・放射線化学実習(2年前期)、物理化学実習(3年前期)
化学系薬学
基本科学実習(2年前期)、有機薬化学実習(2年後期)、生薬学実習(2年後期)
生物系薬学
機能形態学実習(2年前期)、生化学実習(2年後期)、微生物学・免疫学実習(3年前期)
健康と薬学
衛生薬学実習(3年前期)
薬と疾病
薬理学実習(3年後期)、薬剤学実習(3年後期)、臨床生理学実習(3年後期)