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薬学部薬学科

研究紹介薬物動態学研究室

教員名(内線) 講師:川嵜 達也(3785)
担当科目
導入
コンピューター基礎演習IA、教養セミナーA・B
物理系薬学
分析化学・放射線化学実習
医療薬学
臨床薬物代謝学、薬物動態学、薬剤学実習
薬学臨床
調剤I
総合
総合演習・専門演習I・II・IIIA・IIIB
薬学研究
卒業研究(5年次、6年次)
大学院科目
薬物相互作用解析特論、漢方医療設計学特論、薬物療法・リスク評価学演習
研究テーマ
  • トランスポーターを標的とする食品/薬物–薬物相互作用に関する研究
  • 薬物トランスポーターの構造・機能・制御機構に関する研究
研究概要

 本研究室は、2022年4月に新設されました。主任教員川嵜はこれまで、薬物トランスポーター(OAT1, OAT3, OCT2, MATE1, MATE2K, P-gp, OATP2B1)に関する研究を行ってきました。以下、主要な2論文について紹介します。

  1. 多剤排出トランスポーターMATE1の基質認識および輸送機構の検討
    Multidrug and toxin extrusion 1 (MATE1)は、肝臓・腎臓に高発現し、種々薬物の排泄に関わるトランスポーターです。MATE1を標的とする薬物相互作用の迅速解析を目指して蛍光基質を探索し、利尿薬amilorideがよい基質であること、amilorideは多発性硬化症治療薬fampridineと基質特異的相互作用することを見出しました(Kawasaki et al. Biochem Biophys Res Commun, 592: 113-118. 2022)。
  2. 薬物トランスポーターOATP2B1の蛍光基質の探索および基質特異的相互作用の解析
    小腸に発現する、Organic Anion Transporting Polypeptide 2B1 (OATP2B1) は、種々アニオン性薬物の消化管吸収に関わる薬物トランスポーターです。OATP2B1を標的とする食品・薬物相互作用の迅速解析を目指して、OATP2B1の輸送評価に適した蛍光基質を探索し、pH依存性、阻害剤感受性の異なる2種類の基質を見出しました。さらに、これらを用いてフラボノイドアグリコンは基質特異的にOATP2B1と相互作用することを明らかにしました(Kawasaki et al. Pharml Res, 37: 115. 2020)。

 今後も、食品/薬物-薬物相互作用の予測・リスク評価や、腎保護薬の開発につながる研究を進めたいと考えています。

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