教員名(内線) |
教 授: 山口 泰史(3788) 准教授: 山田 耕平 |
担当科目 |
- 導入
- 教養セミナーA・B
- 自然理解
- 基礎の化学
- 化学系薬学
- 基本科学実習、薬化学総論、有機薬化学Ⅰ・Ⅱ、有機薬化学演習、有機薬化学実習、生物有機化学、薬品製造学Ⅱ
- 医薬品をつくる
- 創薬化学
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研究テーマ |
- アデノシン三リン酸(ATP)をキーワードとする生物有機化学・医薬品化学
- カチオン中間体を経る新規合成反応の開発
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研究概要 |
- アデノシン三リン酸(ATP)は、生物学的に必須であり、基本的な役割を演じています。たとえば、エネルギーの保持と伝達、情報の担い手、痛みの伝達等です。したがって、この経路を選択的に抑えることにより、または、ATP自体を模倣する分子を設計することにより、新たな医薬品へとつながる可能性があります。また、生命の不思議に化学的な手法で迫れるかもしれないと考えています。
- 有機化学の分野において、19世紀以来、カチオン中間体を経る環化反応は中心テーマのひとつです。カチオン中間体を経る環化反応を詳しく見ると、3つのステップから成り立っていることがわかります。すなわち、①カチオン生成、②環化反応、③カチオン中間体の終焉です。反応性および立体化学を律する要因は、第一のステップであるカチオン生成にあります。したがって、高度に立体化学が制御・規格化されたカチオン種もしくはカチオン等価体を創製できれば、生体内反応にも匹敵する選択的な反応が達成できるはずだと考えます。本研究の目的は、高度に立体化学が制御・規格化されたカチオン種もしくはカチオン等価体を創製し、立体選択的な反応を開発することにあります。
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