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薬学部薬学科

研究紹介微生物学研究室

教員名(内線) 教授:小林 秀光(3738)
講師:倉岡 卓也(3737)
担当科目
導入
教養セミナーA・B
化学系薬学
基本科学実習
生物系薬学
微生物学、病原微生物学、微生物学実習
健康と環境
衛生化学Ⅰ・Ⅱ
医薬品をつくる
微生物薬品学
薬と疾病
臨床生理学実習
研究テーマ
  • 病原性酵母細胞壁の免疫化学的研究
  • キノコが産生する生理活性物質の探索
  • 放線菌由来の抗生物質の機能解析
研究概要
  1. 抗真菌剤に耐性を持つ病原酵母の出現により、新しい菌種分別診断法の開発が望まれている。病原酵母Candidaの菌種を迅速かつ正確に区別できる新しい免疫学的同定法の確立を試みている。
    (業績) Structural analysis of cell wall mannan of Candida sojae. Arch. Microbiol., (2008) in press.
  2. 古くから民間療法薬として伝わる冬虫夏草は、昆虫に寄生して発生するキノコとして知られる。これを人工培養すると、その培養濾液中には様々な生理活性物質(抗癌、免疫増強、活性酸素除去、抗菌など)が産生される。これらの活性成分の分離精製及び性状の解明を試みている。
    (業績) Radical scavenging activities of condensed culture medium of Isaria japonica Yasuda and hot water extract of Fomes fomentaris (L:Fr) Kicrx. Natural Medicines, 53, 319-323 (1999).
  3. 放線菌が産生する抗生物質Benanomicin A [MW:864]は、病原菌の細胞壁マンノース糖鎖に特異的に結合し抗真菌活性を発揮する。本剤は低分子化合物にも拘らず、マンノースを含む高分子と複合体を形成し沈殿させる性質を持つ。このレクチン様機能に着目し、新しい研究用試薬の開発を試みている。
    (業績) Binding of Benanomicin A to fungal cells in reference to its fungicidal action. J. Antibiotics, 49: 366-373 (1996).
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