現在の仕事の内容を具体的に教えてください。（仕事のやりがい、喜びなど）

2019年9月に長崎国際大学院修士課程を修了した後、地元の三年制大学である漳州理工職業学院に着任し、専任教師として働いております。当校の商学院に所属する私は、現在まで主に「観光学概論」や「観光文化論」などの観光学に関する授業科目を担当しています。また、2020年12月から商学院において花の教室が設置され、日本で三年間習っていた小原流いけばなを活かすことができるようになりました。

大学時代を振り返り、積極的に取り組んでいたことや力を注いでいたことを教えてください。

まずは、必要な日本語力を向上させることです。三年編入生の私が本来中国の大学で日本語学科の学生として二年間日本語を勉強しましたが、長崎国際大学に入学してから日本語の学習を本格的に展開し、2017年9月に大学を卒業した同時に、本学の「日本語教員養成課程修了証」という資格を取得しました。
次は、日本の社会や文化をより深く体験することです。「百聞は一見に如かず」という諺のとおりに、留学生の私は日本の社会や文化と直接に接触できることを大切し、なるべく異文化交流の実践に取り組んでいました。

大学時代の様々な活動を通して、「ここは成長した」と思うことを教えてください。

最初は日本語での授業が大変難しくて、早めに先生たちの講義が分かれるように、毎日授業内容の復習や日本語会話の練習を努めていました。これらのことによって、だんだん語学力も上がり、専門的な知識を学ぶことが楽しくなってきました。その一方、様々な地域・社会交流事業に参加したことによって、「異文化理解」という言葉の意味を心得てきました。特に、国際交流・留学生支援センターの様々な活動を通して、日本や各国・地域からの方々と交流することができますので、幅広く見聞を広げました。

これからの目標や展望を教えてください。

2021年10月より、私が漳州市の閩南師範大学大学院博士課程に進学することになりました。研究と業務を両立させ、博士号取得を目指します。また今後の研究を進める中では、福建省と長崎県との古来関係深い歴史・文化交流について比較的考察を続けていきたいんですが、文化の面において両地方の相互理解を増進することに、微力ながらお役にたちたいと思っております。

長崎国際大の魅力・特徴はどこだと考えられますか？

日本で四年間留学生活を送った私には、長崎国際大学で熱心にそして丁寧にご指導くださり、励ましていただいた諸先生をはじめ、本学の建学理念である人間尊重やホスピタリティの精神と実践に移されている素晴らしい方々との出会いが、今日に至るまでも目に焼き付けております。「いつも、人から。そして、心から。」というモットーのように、長崎国際大学で学んだ知識やその精神が今後も、私の考えや性格に永く影響を与えつつあるでしょう。