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国際交流

海外留学留学体験談

長期派遣交換留学

人間社会学部 国際観光学科

俵坂 祐生

カナダ

レッドリバー大学

(カナダ)
俵坂 祐生

 私はカナダのウィニペグで約5ヶ月間の留学を経験しました。この留学を通じて、さまざまなことを学ぶことができました。1つ目は、カナダの文化についてです。ウィニペグは多くの国から移民が集まる都市であり、多様性に溢れていました。ダウンタウンではさまざまな国の料理が販売され、各国のフェスティバルが定期的に行われるなど、文化を体験できる機会が豊富に用意されていました。私も様々なイベントに参加しましたが、国籍や年齢に関係なく、互いを尊重し親しく接する様子が目立ちました。実際に他の人と話してみると、お互いが相手の国に対するリスペクトを持ちながら会話を楽しんでいました。これらの経験から、偏見を持つことや相手へのリスペクトを欠く行動や発言がコミュニケーションや円滑な人間関係の構築に障害となることや、異なる文化やバックグラウンドを持つ人々と交流することで、偏見を捨て、相互の尊重を持ってコミュニケーションをする重要性を再認識しました。また、異なる文化を持つ人々との対話を通じて、予想外の発見や興味深い話題が広がることを実感しました。

 2つ目は、カナダの人々の生活環境と価値観の違いについてです。私はカナダでのホームステイ体験を通じて、カナダの人々の生活環境と価値観の違いについて学びました。ホームステイ先のファミリーとの共同生活は初めてだったため、遠慮しすぎて上手くいかないことがありました。特に、お風呂の習慣や食習慣の違いをとても感じました。最初はストレスや不安、カルチャーショックを感じましたが、ホストファミリーは私の生活習慣や日本の文化を理解し、お互いの生活習慣や食文化について話し合うことで互いの理解を深めることができました。ホストファミリーのおかげで、約5ヶ月間の留学はとても充実したものとなりました。この経験を通じて、知らない人同士が共同生活をする難しさと楽しさを実感し、他者との理解のためには対話が重要であることを再認識しました。また、異なる意見や価値観、考え方、文化を持つ人々とのコミュニケーションでは、自分の意見や考えを相手に誤解されないように正しく伝えることが重要だと感じました。さらに、カナダはローコンテクストの国であるため、言葉だけでなく非言語的な要素も重要であり、少しの内容の省略がコミュニケーションの障害になることを実際に体験して学ぶことができました。

 3つ目に、5ヶ月の留学期間で、私はさまざまな挑戦に立ち向かい成長することができました。最初に直面した困難は、カナダへの飛行機の乗り継ぎ時にチケットが受け入れられなかったことでした。入国管理オフィスに案内され、英語が理解できず戸惑っていました。また、アメリカへの旅行でも予期せぬフライトキャンセルや航空会社との数時間にわたる交渉がありました。しかし、経験を積むにつれ、スタッフとのコミュニケーションを通じて問題解決に取り組むことで成長を感じました。これらの経験から学んだことは、わからないことがあっても放置せず、知識のある人に質問することで問題解決ができるということです。また、質問する際に理解してもらえないことや適当な回答しか得られないこともありましたが、私は多くの人に質問し続けました。このような経験が私の成長につながったと考えています。さらに、さまざまな国の人々とのコミュニケーションも私にとって大きな挑戦でした。留学前は外国の人々との会話がうまくできるか不安であり、共通の話題がない場合にどのように関わればよいかわからなかったです。しかし、実際に会話してみると、ジェスチャーや相手の意図を理解しようとする姿勢によって問題がほとんど生じなかったと思います。こうした経験を通じて、さまざまな国の人々との会話の楽しさを学ぶことができました。

 最後に、私はカナダで様々な経験をしました。その中にはカナダの文化、自然、価値観、多様性など、初めて触れるものばかりでした。特に多様性の観点では、これからの日本の社会においても重要な要素となっていくと思うので、この経験ができたことは非常に良かったと思います。また、これらの経験から多くの学びを得ることができ、私自身の成長にもつながったと感じます。これからの大学生活はもちろん、社会人になった後もこれらの学びを忘れずに活かしていこうと思います。

俵坂 祐生
俵坂 祐生
俵坂 祐生
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