九州西部地域の活気と魅力ある地域社会の創出のため、長崎県と佐賀県の大学・短期大学、自治体、経済産業界が連携し、産学官連携のプラットフォーム構築を推進します。
会長挨拶
九州西部地域の情報発信基地としての
プラットフォームの構築
事業推進協議会 会長
長崎国際大学 学長 中村 誠司
中島憲一郎前々会長、安東 由喜雄前会長を引き継ぎ、令和6年4月より本プロジェクトの会長に就任いたしました。本プラットフォームプロジェクトは、平成29年10月2日に福岡、佐賀、長崎の14の大学・短期大学が調印を行ったのが始まりで、ユニークな試みとして各方面から注目を集めましたが、いよいよ後半戦に入り、確かな結果、成果が求められる時期にきたと思います。
本プラットフォーム形成の目的は、地域の発展に向けて、大学、自治体、産業界が力を合わせてそれぞれの得意とする分野で協働して取り組むことにあり、その成果として有能な人材を養成し、地域で活躍し、全国に情報発信してもらうことで活気と魅力ある社会を創出することにあります。本プラットフォームでは、これまでその目的を達成するために、必要な分野と課題および目標を取り上げ、取り組んでまいりました。さらなる結果、成果を上げるようご協力をお願い申し上げます。
少子高齢化に伴う様々な問題は、九州西部地域のみならず、日本の地方都市が抱える共通の問題であることは言うまでもありません。このような背景の中で、九州西部地域の大学群と各自治体および産業界が力を合わせてこれらの課題に取り組むプラットフォームは、上手く利用すれば大きな情報発信基地となり、現在の閉塞感が漂う地方都市、大学の諸問題を解決に導く糸口になると確信しています。
日本は自他共に認める超高齢社会のトップランナーですが、全世界が日本を追って高齢化が進んでいることもあり、日本の対応、特に医療体制の整備は世界から注目をされているところです。「ピンチはチャンス!」とよく言われるように、高齢化が進んでいる地方ならではの、将来を見据えた先駆的な取り組みを行い、「超高齢社会にはこのように対応すべき!」という新たな提案や情報発信ができるのではないかと思っています。
本趣旨をご理解いただき、これまで以上の物心両面でのご協力を心からお願い申し上げます。