参画機関長コメント【参加機関】長崎外国語大学石川学長コメント

長崎外国語大学　学長　石川昭仁

１．機関の特色・特徴の紹介

　本学は九州で唯一の外国語大学として、他大学とは一線を画す独自の教育スタイルを築いてきました。中でも留学には特に力を入れており、学生の約半数が在学中に1年程度の留学を経験します。欧米やアジア各国に多くの交換留学先を有し、留学先の学費負担なしで学ぶことも可能なほか、外部からの留学奨学金の受給率も九州の私大でトップクラスの実績を誇ります。このほか全国の7つの外大が連携して実施する「通訳ボランティア」事業を通じて在学生の東京五輪への派遣を予定しているなど、多様なフィールドでの主体的な学びの機会を提供しています。一方で、世界12か国・地域から訪れる留学生との協働学修や、アンペロス国際寮での共同生活は、学内でも国際感覚とグローバルな視野を涵養することを可能にしています。まさに「世界がキャンパス、キャンパスが世界」と言える本学の環境の中で生活する4年間の学びを通じて、問題解決力、チームで一致協力して取り組む力、コミュニケーション力などを養い、社会に有為な人材となってくれることを期待しています。

２．QSPに対する期待と機関の果たす役割、取り組んで行きたい事業等

【ＱＳＰに対する期待・本学の果たす役割】

　このたび、「九州西部地域大学・短期大学連合産学官連携プラットフォーム」事業に参画することとなりました。本学は上記の教育の成果として、教職員のみならず、在学生や海外に居住する卒業生など多くの「多言語グローバル人材」を学内外に擁しています。これらの人的リソースを活用し、地域の大学・短期大学のグローバル化に寄与する教職員研修等の取組はもちろん、インバウンド観光の促進や、地域における多文化社会の構築など、地域が抱える課題の解決と社会貢献に尽力したいと考えています。今後も各自治体や産業界の皆様との綿密な意見交換を通じて、本学に「できること」と「やるべきこと」を一つでも多く見つけていく所存です。