2024年08月21日
上海大学社会学院短期研修 茶道体験
2024年8月1日(木)に上海大学社会学院の学生17名が、本学での短期研修の一環として、茶室「自明堂」にて茶道について学びました。
今回の茶道体験では、茶道文化の補助員をしている学生7名もサポートに携わりました。上海大学の学生へ日本の文化を伝える目的で、日本の礼法に関する講義・茶道体験を実施しました。
はじめに、嶋内教授より本学で取り入れている茶道鎮信流のことやお茶室でのマナー、日本の礼法などについて、通訳を交えながら講義が行われました。
その後、鎮信流の礼法である双手礼・爪甲礼、茶席体験で必要となる客作法「床の間の拝見」や、「お菓子の取り方」「お茶の飲み方」について、サポート学生が身振り手振りを交えながら説明に実践しました。言葉の壁もありましたが、上海大学の学生は上手に作法を行っていました。
茶席体験では「茶道文化ⅢA」を履修している学生が亭主を務め、茶室の前方と後方の二ヶ所で、お点前を披露しました。上海大学の学生は、安部理事長よりお点前の説明をうけ、集中して点前を見入っていました。
今回は夏らしく、ガラスの水指や平茶碗が使われ、上海大学の学生は「緑陰」と銘がついた主菓子と一緒に一服のお茶を楽しくいただいていました。サポート学生も緊張しながらお茶とお菓子を出していました。
茶道体験終了後は修了式が行われ、全員で記念撮影を行いました。
本学のサポート学生は、初めてこのような体験に携わり、学び多き経験をさせていただきました。終了後に、学生たちより以下のような感想がありました。
〈参加した学生からのコメント〉
交流することで世界に少しでも茶道という日本文化を伝えることができるので、今後もこのような機会を設けていくべきだと思った。お抹茶は、それぞれで好みがあるようでしたが、お菓子はおいしくいただいている様子でした。(社会福祉学科3年生)
言葉が通じなくても茶道を通してコミュニケーションがとれ、よい経験になりました。(社会福祉学科3年生)
言葉が伝わらなくても、身振り手振りや、心と心で通じ合えることがわかりました!(国際観光学科3年生)
お菓子の取り方のレクチャーの際、楽しそうに学んでくれていてよかった。お茶もお菓子もおいしそうにいただいてくれていてうれしかったです。(国際観光学科3年生)
上海大学の学生と有意義な時間を過ごすことができ、茶道を知っていただけたことがとてもうれしく思います。また、本学学生の学びの場ともなりました。本学学生が、様々な体験を通し、茶道で学んだ事を社会に出て活かせていけるように頑張ってほしいです。