2012年07月26日
点前確認に向けてみんな必死!!
前期も終わりに近づき、夏休みまであと少し。
前期の終盤の茶室は、茶道文化ⅠAの点前確認に向けてとても忙しくなります。
点前確認・・・?
点前確認とは、茶道文化を履修する学生には、避けて通れない実技試験のことです。
何だか恐ろしいもののようですが・・・どれくらい点前ができるようになったかを最後に確認するというものです。
点前確認の様子
本学ではⅠ~Ⅳ合わせて約700名もの学生が茶道文化を履修しています。
点前確認がある3年生から順番に終えて行くのですが、前期の最後にあるのが1年生の点前確認です。
初めての茶道の試験とあって、茶室では連日夜7時まで練習をする学生たちで溢れています。
点前確認に向けて稽古中
真っ黒に焼けた運動部の学生や一見茶道をするように見えないような学生も釜を前に正座をし、先生や補助員から指導を受けています。
普通の大学では目にできない不思議な光景ですよね。
今日は3限目に薬学科の学生の点前確認がありました。
これまでずっと指導してきた教え子の試験とあって、朝から準備に来た補助員の手にも力が入ります。
水漏れ点検中
「無事に合格しますように」
願いを込めて、柄杓の水漏れ点検をしていました。
静まりかえった試験会場では、何が起こるか分かりません。
何かハプニングが起きても、緊張に打ち勝つ強さもここでは必要になります。
みんなの力が発揮できるようにと事前準備には手を抜きません。
留学生も真剣
茶道文化を履修する学生の中には、留学生も多くいます。
日本人学生に引けを取らないくらい、落ち着きを持って試験に臨む留学生の姿には、とても驚かされます。
日本に来て、まさか茶道をするとは・・・留学生にとっても面白い出会いだったのでは?と思います。
色んな思いで挑んだ点前確認・・・結果発表は次回の授業までお預けです。