あなたの充実した大学生活を 長崎国際大学で！

学科長
田中　誠

　国際観光学科は、本学が2000年に「公私協力方式」で誕生した際、最初に設置された学科です。本学のモットーである「いつも、人から。そして、心から。」を具現化する学びである「観光」を教育、研究の分野とする高等教育機関として、着実に教育・研究レベルを向上させ、国内でも有数の規模と多彩なカリキュラムを誇る学科となっています。現在、観光を取り巻く状況は、開学当初から大きく変化し2000年には年間476万人だった訪日外国人の数は、観光庁の統計情報によると2019年には3,188万人となり、訪日外国人旅行消費額は4兆8,135億円となりました。新型コロナの影響でこの数字は、いったん下がりましたが、2023年には訪日外国人旅行消費額は5兆2923億円と5兆円を突破しました。この数字は、今後さらに伸びていくことが期待されています。また、2023年には「観光立国推進基本計画」も策定され、その基本計画においても「観光は今後とも成長戦略の柱、地域活性化の切り札である」と述べられており、その重要性はますます高まっています。

　このような状況の中、本学科では幅広く観光の領域を捉え、多様で変化の激しい社会に適応して活躍できる人材の育成を目指しています。幸運にも、本学は日本有数のテーマパークと周辺のホテルからなるリゾートに隣接しているだけではなく、自然、歴史、文化、食などの豊富な観光資源に恵まれた地域に位置しています。このように、教室で学んだ知識を身近に体験し実践できる環境に恵まれた大学は、非常に少ないと言えるでしょう。

　また、その名に「国際」を冠する大学として、真のグローバル人材の育成にも力を入れています。海外の多くの大学と交流協定を結び、留学を希望する日本人学生への留学先を確保すると共に、多様な国々から留学生を積極的に受け入れており、日常のキャンパスライフの中からグローバルな視野を培うことのできる環境を作り出しています。留学生と共に学び、人種や国籍の垣根を越え、より良い人間関係とホスピタリティを学んだ学生たちは、将来、様々な地域社会に貢献し、その地域の人々に高く評価される人材になってくれるものと期待しています。

　さらに、本学科はスポーツツーリズムの学びをいち早く取り入れた観光系の学科の1つです。「するスポーツ」だけでなく、スポーツ競技の観戦に代表されるような「観るスポーツ」、スポーツイベントの運営に携わるような「支えるスポーツ」など様々な形態のスポーツに観光の視点を融合させ、その学びを深めることができます。

　長崎国際大学のこの恵まれた環境の中で、皆さんが各々の夢や目標を追求し、自分の進む道を見つけるお手伝いができることを嬉しく思います。大学生活は新たな挑戦や発見の連続ですが、その中で成長していく皆さんと、共に学べることを楽しみにしています。