国際観光学科長メッセージ
あなたの新しい一歩を 長崎国際大学で!
井上 英也

国際観光学科は、2000年の本学創立時に設立されました。そして現在、観光を教育、研究の分野とする高等教育機関として、国内で有数の規模と多彩なカリキュラムを誇る学科となっています。その間、観光を取り巻く状況は大きく変化し、2000年に年間476万人だった訪日外国人の数は、2019年には4倍強の3、188万人となりました。この数字に象徴されるように、わが国は積極的な観光立国政策により、観光先進国を目指せる国になりました。
しかしながら、日本は欧米に比べると、高等教育として観光を学べる大学は限られています。本学科は、幅広く観光の領域を捉え、多様で変化の激しい社会に対応して存分に活躍できる人材の育成を目指しています。幸いなことに、本学の周辺は、自然、歴史、文化、食などの豊富な観光資源に恵まれ、また、日本有数のテーマパークと周辺のホテルからなるリゾートにも隣接しています。これは、教室で学んだ理論を地域で実践できる理想的な学びの環境となっています。
また、訪日外国人の増大に伴う内なる国際化が進む中、真の国際人の養成にも力を入れています。海外の多くの大学と連携を結び、日本人学生への多様な留学先を確保すると共に、アジアを中心とした国々からの留学生も積極的に受け入れています。現在、学科学生の約20%が留学生となっており、学科内において相互に国際的な視野を培える様々な交流の機会を設けています。
現在、世界中で年間14億人以上の人々が、観光目的で国境を越えて旅行していると言われています。私たちは好きなときに好きなだけ移動し、旅をし、人生の歓びを感じることができる素晴らしい時代に生きています。一方、観光は、時として自然災害や病気の感染、地域紛争などの影響を受けます。人々がそのような障害を乗り越えて、平和で安全で豊かな社会の実現を目指していくことを考えることも観光の大切な学問領域の一つです。
この長崎国際大学の恵まれた環境の中で、「いつも、人から。そして、心から。」のモットーのもと、観光の学びを通じて成長する皆さんとの出会いを楽しみにしています。
国際観光学科の3つのポイント
英語力向上のための徹底指導

国際的な交流をするためには、外国語のスキルが不可欠です。
本学科は、特に国際共通語である英語力向上のための教育を重視し、学生一人ひとりの国際コミュニケーション能力を高めます。また、最新鋭のコンピュータを活用した情報教育や、産業・経済・歴史・文化・自然などの科目にもウエイトを置いたカリキュラムを編成し、観光学を幅広い分野から学びます。
第一線で活躍中の教員による丁寧な指導

本学科は学生が少人数のなかで徹底的に学習できる理想的な環境を整えています。しかも各教員は、観光地診断や観光資源開発などに取り組む一流の研究者や、宿泊・旅行の第一線で活躍する実務経験者によって構成されており、学生は幅広い研究テーマに実践的に取り組むことができます。
体験重視の実践的なカリキュラム

理論だけにとらわれない実学重視のカリキュラムを特徴とする本学科では、国内外のさまざまな観光現場での実習を体験することで国際社会に通用する実践力を身につけることができます。また、国内および総合旅行業務取扱管理者やTOEICなど、資格取得のための試験対策講座も開講するなど、万全の体制で学生一人ひとりの将来を強力にバックアップしています。