【高大連携】「海月の家」九十九島水族館『海きらら』バックヤード見学ツアーを開催しました
開催日:2023年12月23日(土)13:30~16:20
場所:長崎県佐世保市鹿子前町1008
女子中高生の理系進路選択支援プログラム(STEAMガールズin SAGA・SASEBO)の一環として、長崎県・佐賀県に在住する女子中高生を対象に、“「海月の家」九十九島水族館『海きらら』バックヤード見学ツアー”を実施いたしました。
この企画は理系の魅力と進路選択について知ってもらうことを目的として、九十九島水族館の皆様のご協力を得て実施したものです。
今回も、好奇心旺盛な女子高校生3名、女子中学生17名の合計20名が参加し、長崎国際大学より教職員2名が参加しました。
普段見ることができない水族館の裏側を見ることができ、またクラゲの飼育体験ができるツアーです。
ツアー内容
参加者20名は10名ずつ2班に分かれ、飼育員による講話と、クラゲ及び魚類飼育のバックヤード見学、クラゲの水かえ体験を交代で行い、その後全員で秋山館長から水族館を案内していただきました。
1.クラゲ飼育員による講話
海きららスタッフの今村七海さんより、海きららのご紹介、飼育員の仕事、クラゲのかわいさ(食事の仕方、推しはオワンクラゲ)、クラゲ飼育に係る環境整備の繊細さ、なぜ今の仕事についているか、などの説明がありました。
飼育員講話(クラゲ・魚類課 今村七海氏)
2.クラゲ飼育バックヤード見学
クラゲ研究室のバックヤードでは、野添裕一さん、木下忠昭さんから、水かえの必要性、クラゲの餌の種類、スポイトや網を使ってのクラゲの移し方などの説明がありました。ひととおり説明が終わったあと、一人ずつ網やスポイトを使って、クラゲの移し替えを体験させていただきました。移し替えに当たっては、クラゲを傷つけないようにスポイトに空気泡を入れない、クラゲは表面張力で潜れなくなるので網は横向きに入れ水中で放すなど、皆さん注意深く丁寧に取り組んでいました。
クラゲ研究室バックヤード見学・水かえ体験
3.水族館内(含む魚類飼育バックヤード)見学
講話と飼育体験の後、全員一緒に秋山館長のご案内で、水族館(含魚類飼育バックヤード)を見学しました。案内では、ウミガメの雌雄の見分け方、イルカの個体の見分け方、アクリル水槽の話、イルカの搬送の仕方、など、館長ならではのお話をしていただきました。
水族館内見学(秋山館長)
参加した生徒の皆さんからは、「実際に働いている方の進路を聞けた」「バックヤード体験が貴重」「将来の選択肢が増えた」「海の生物の面白さが知れた」など、様々な感想をいただきました。理系の魅力や、理系進路について関心が高まった様子でした。
ご参加いただいた中学生・高校生の皆さん、また、ご協力いただきました、海きらら・九十九島水族館の皆様に心より御礼申し上げます。
このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。長崎国際大学・佐世保工業高等専門学校・佐賀大学・西九州大学は、中高大接続の一環として、女子中高生の科学・ものづくりへの興味を促し、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「STEAMガールズin SAGA・SASEBO」を展開していきます。