【高大連携】「リケフェス in SASEBO」を開催しました
「長崎国際大学presents 女子中高生のための!リケフェス in SASEBO」を実施しました
開催日:2024年6月29日(土)9:15~12:50
場所:長崎国際大学(2,4,5,6号館)
女子中高生の理系進路選択支援プログラム(継続・育成型STEAMガールズコンソーシアム)の一環として、女子中高生を対象に、「長崎国際大学presents 女子中高生のための!リケフェス in SASEBO」を実施いたしました。
この企画は理系の魅力と進路選択について知ってもらうことを目的としたもので、好奇心旺盛な64名の女子中高生が参加しました。
また、保護者向け特別企画として、ダイバーシティ入門講義や進路サポートについての講演、大学生によるトークセッションを同時開催し、27名の保護者様にご参加いただきました。
イベント内容
リケフェス:生活、食べ物、コスメ、漢方、健康、VRの6つのブースから2つを選択し、それぞれの実験を体験しました。
保護者向け企画:講師の先生方、大学生2名による講演・トークセッションを行い、その場もしくは事前に受けた質問や相談に対して、講師陣によるコメントがありました。
リケフェス in SASEBO
1.生活 to サイエンス
薬学科 川嵜達也先生、サポート大学生2名により、「五感で感じるサイエンス」をテーマに実験が行われました。重曹とクエン酸の反応を利用した、身体の疲れを癒すハーブ入りバスボム(入浴剤)を作製し、「身近なものに潜む科学」として、ペーパークロマトグラフィーでサインペンに含まれるインク成分を分離しました。
2.食べ物 de サイエンス
健康栄養学科 吉永奈津希先生、古賀貴子先生により、 「食材を操るサイエンスを探ろう」をテーマに実験が行われました。「比重とはいったい…?」として比重の違いを利用したセパレートドリンクの作製や、「泡の科学」として化学変化を利用したエアインチョコを作製しました。
3.コスメ de サイエンス
健康栄養学科 川内美樹先生、熊井まどか先生、井上朋奈先生により、「あなただけのオリジナルミネラルコスメ作り体験」をテーマに実験が行われました。オーガニック素材を使って、天然オイルといろいろな色素を組み合わせ、自分だけのオリジナルリップグロスを作製しました。
4.漢方 de サイエンス
薬学科 小川由起子先生、サポート学生2名により、「漢方の不思議」をテーマに実験が行われました。和漢ハーブ紫根エキス入りオリジナルコスメ作り体験(保湿・美肌クリーム)、オーガニック虫よけスプレー作り体験を行い、身近な薬草、漢方薬について学びました。
5.健康 to サイエンス
薬学科 神田紘介先生、サポート学生2名により、「健康のサイエンス」をテーマに実験が行われました。薬剤師が実際に使う器具を使用して、自分が好きな香料を使ったアロマ軟膏を作製しました。
6.VR de サイエンス
国際観光学科 尾場均先生、サポート学生6名により、「【VR体験 未来への扉へ】未来の技術を体感しよう!」をテーマに、バーチャルリアリティ体験装置を装着し、現実を超えた新しい世界を探索しました。
保護者向け企画
1.知識をアップデート!ダイバーシティ入門講義
~佐賀大学ダイバーシティ推進室 荒木薫先生による講演~
荒木先生から、文系理系の選択、そのメリット、デメリットや学部選択、AI時代に求められる人間の仕事、人間にしかできない仕事の話などがありました。「やりたいことは、知っていることの中からしか生まれない」ので、興味を持って自分の世界を広げてくださいとのお話がありました。
2.元小学校教員の本当は教えたくない進路サポート
~長崎国際大学人間社会学部国際観光学科 浦郷淳先生による講演~
浦郷先生から、『子どもたちに様々な選択肢を用意してあげる』、『最終決定は子ども』、など、子どもへのアドバイスと進路サポートについて、お話がありました。
3.大学生がふりかえる!「僕らを頑張らせたあの時の声掛け」
~長崎国際大学国際観光学科2年生、薬学科6年生2名によるトークセッション~
現役大学生が、荒木先生とやり取りしながら、文系理系を意識した時期、大学・学部など進路を決めた時期、大学に来てよかったこと、進路選択に関連して保護者や先生に言われて嬉しかった言葉など、について話をしました。
参加した生徒の皆さんからは、「将来の夢の幅が広がった」「進路を決めるのに参考になった」「知らない・やったことない体験ができてわくわくした」「苦手だと思っていた理科や数学が面白くなった」など、様々な感想をいただきました。理系の魅力や、理系進路について関心が高まった様子でした。
また、保護者の方からは、「講演会の内容が身に染みることが多かった」「進路に関する親のサポートの仕方が参考になった」「先生、学生さんのリアルな話が聞けてよかった」などの感想をいただきました。「参加してよかった」「また参加したい」という感想が生徒さん・保護者の方々ともに沢山あり、盛会のうちにイベントを終えることができました。
このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。長崎国際大学・佐世保工業高等専門学校・佐賀大学・西九州大学・久留米工業大学は、中高大接続の一環として、女子中高生の科学・ものづくりへの興味を促し、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「継続・育成型STEAMガールズコンソーシアム」を展開していきます。
今回のイベントにご参加いただいた中学生・高校生の皆さん、保護者の方々に心より御礼申し上げます。