【総合】大島造船所見学ツアーを実施しました
開催日:2020年10月10日(土) 場所:長崎県西海市大島造船所」
2020年10月10日(土)に、STEAMガールズin SAGA・SASEBOの一環として、長崎県北部に在住する中高生(佐世保南高等学校、九州文化学園高等学校等)を対象に、大島造船所見学ツアーが実施されましたこの企画は理系の魅力と進路選択について知ってもらうことを目的として、大島造船所の皆様のご厚意により特別に実施していただきました。
今回は、好奇心旺盛な女子中学生2名、女子高校生23名の合計25名、長崎国際大学より教員2名、佐世保西高等学校より教頭先生が参加しました。
まず、大島造船所の人事部主幹川原健三様より、大島造船所の沿革と事業について説明がありました。いまでは造船だけではなくその技術力やノウハウを生かして橋梁の製造にもかかわっており、この島に渡るために通ってきた大島大橋もこの造船所で製造したことが紹介されました。また、「地域と共に」をモットーに企業活動をしており、農業事業、地域のお祭りやトライアスロンの支援にも積極的に関わっているとのことでした。また、将来的な女性活躍を見越し、約20年前から女性の採用についても取り組んできており、いろんな分野・立場で活躍していること、優秀な女性技術者が就職してくれることを願っている、というお話がありました。
次に、川原様のご案内、ご説明でバスの車内から造船所内の見学を行いました。通常の工場と違い製造するものが大きいことから、広大な敷地であっても狭く感じるほどでした。
その後、構造設計課の久田みなみさんから、ご自身が「理系」を選んだきっかけについてお話がありました。最初ははっきりしなくても学びを深めていくごとに興味のあること、やりたいことが分かってきたこと。そして「現在の仕事」と「仕事を選んだきっかけ」についての説明がありました。
参加した生徒の皆さんからは、「造船のイメージが変わった」「女性の方も仕事が面白そうだった」「女性にも色々な仕事があることを知れてよかった」など、様々な意見を頂きました。
ご参加いただいた中学生・高校生の皆さん、また、ご協力・ご共催いただきました、教育委員会、長崎県立佐世保北中学校・佐世保南高等学校、九州文化学園中学・高等学校の先生方に心より御礼申し上げます。
このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。長崎国際大学・佐賀大学・西九州大学は、中高大接続の一環として、女子中高生の科学・ものづくりへの興味を促し、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「STEAMガールズin SAGA・SASEBO」を展開していきます。