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2009.03.09 健康栄養学科

【健康栄養学科】 食育推進研修会が開催されました

平成21年3月7日(土)、内閣府食育推進参事官補佐 河野美穂 様を講師に迎え、「食育推進の現状と今後の食育活動に望まれること」と題した食育推進研修会が開催されました。

講演の様子

講演の様子

食育推進の現状は、各行政、学校においてそれぞれ独自の形できめ細かい取り組みがなされており、長崎県では魚を取り上げた食育が目を引き、漁業の盛んな県の特性を生かしたものであるとのことや、全国の食育の風景が紹介されました。
食育は、子どもに限定されるものではなく、高齢者の自立に向け、各地域で展開されて男性料理等は、自活を促す意味深い事業です。
内閣府では、その広報活動として「早寝、早起き、朝ごはん」をマスメディアで流しており、朝食を毎日食べる子どもは増加傾向にあることを示され、毎日朝食を食べる子どもでは学力体力ともに良好な結果が出ています。20代30代の男性ではむしろ減少傾向が改善されない状況です。また、少年院在院者に対する少年院入院前の食生活実態調査が紹介され、家族と夕食を毎日とるという回答が15.4%という状況が示されました。
今後の食育推進活動においては、個々の職域だけではなく各分野との連携(つながり)が必要であること。特に最近では女性の社会進出が一般的となり、家庭だけでのかかわりが困難となってきていることから、社会の実情にあった取り組みが望まれることを訴えられました。
このように、今後の食育活動に望まれることに関し、食育推進施策の基本的枠組み、食育推進の状況、食を通じた「つながり」を作り出す活動などの内容をわかりやすく解説していただきました。講演後に参加者の皆様と活発な質疑応答がなされました。食育推進が非常に大切であると認識されるものでした。さらに、このような講演会の開催が地域の方々との交流の場となり、とても有意義な講演会でした。

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