学部学科トピックス
【社会福祉学科】第7回卒業研究発表会が開催されました
2009年11月7日(土)13時より、社会福祉学科4年生の卒業研究発表会が開催されました。
本学では卒業研究を必修としており、そのねらいは4年制大学において学んだ学生として自らテーマを設定し、そのテーマに対して学問的にアプローチすること、そしてそれを文として仕上げ発表することにあります。学生にとっては、4年間で習得した学問の集大成になります。社会福祉分野で興味のあることをゼミ担当の先生とのやり取りを通して明確にし、テーマを絞り込んで執筆していくことを楽しみながら、時に戸惑いながらの取り組みでした。一言に「福祉」といっても内容は多彩、「子育て支援」「こども虐待」「障害者雇用」「ホームレス問題」「ドメスティック・バイオレンス」「ターミナルケア」「自殺」「地域社会における支え合い」など、各学生が設定したテーマは多岐にわたります。研究を進めれば進めるほど、研究とは何か?これで大丈夫なのかという不安など、論文作成の難しさを感じていた学生も少なくはなかったはずです。
全体会で発表する学生は前日に会場を使ってのリハーサルに余念がありませんでした。また分科会で発表する学生も、発表時間を守れるように何度となく練習し、どのような質問があっても答えられるよう、互いに質問をしあっていました。
発表会ではこれまでの努力の成果をいかんなく発揮する素晴らしい発表となりました。主体的に学ぶことを実践しその成果を発表してくれた4年生は発表を終え、安堵の表情とともに達成感や充実感に満ちた、また一つ成長した顔をしていました。全体会での代表者発表の後、ゼミごとに分かれて分科会が開かれ、個々の学生の研究について学生間の闊達な意見交換や、教員-学生間での質疑応答が行われました。
卒業研究を終えた4年生は、今後は国家試験への対策に力を入れて学んでいきます。