学部学科トピックス
【国際観光学科】クイーンメリー2号の船内見学を実施
2月17日に長崎港に世界一周航海中のクイーンメリー2号が初寄港しましたが、その停泊中に船内見学をゼミの実地研修として実施しました。
“世界で最も有名な豪華客船”と謳われるクイーンメリー2号は総トン数15万1400トンの超大型客船で、全長が345mあり、乗客定員数は2、592人である。数年前までは世界最大のクルーズ客船でした。
その煙突が高いため、女神大橋は通過することが出来ますが、横浜のベイブリッジや東京のレインボーブリッジはくぐれません。
今回の長崎寄港では船内見学者は40名に限定されていましたが、代理店の好意によりそのうち10名の枠を確保することができたので、ゼミ生の中で観光業界への就職を希望している学生が参加しました。
当日、大学に朝8時に集合、2台の車に分乗して9時30分に松ヶ枝埠頭に行きました。受付で身分確認のために事前に登録してあるパスポート又は運転免許証を渡して、それと交換に船内見学許可証をもらい、他の見学者とともに2つのグループに分かれて乗船します。
乗船時に船のタラップを上がった入口で、セキュリティのため一人一人写真撮影をされて、船内に入りました。
最初に船内では唯一のプラネタリウムをもつ「イルミネーション」という名の会場で、クルーズ日程等の説明が30分程ありました。
その後、船内見学がおこなわれましたが、広い船だけに、1時間30分かかると説明。見て回ったのは、船の中央にあるロビーから毎晩ショウ等がおこなわれる「ロイヤルコートシアター」、インターネットが出来るコンピュータールーム、カジノ、売店、バー、ラウンジ、レストラン、ヘルスクラブ、美容室、ダンスホール、ディスコ、図書館等です。船は13デッキまでありますが、その内の3階を主として、一部の7、8階を廻っただけでした。レストランだけでも5箇所ある。その豪華さに学生からは感嘆の声の連続でした。
船内見学の最後に「ブリタリアレストラン」でランチをご馳走になりました。乗客が食べるメニューと同じもので、食前のワインから始まり、前菜、メイン料理をチョイスし、デザート、コーヒーないし紅茶とフルコースを味わう。しばし、乗客の気分になりました。1時間30分近くかかり、食事が終わったときは14時前になっていました。
下船して岸壁から船を見上がるとその大きさがより実感できる。船内見学の際に出た7階の甲板でさえ、かなり高く見えます。
この見学を通じて、学生達は新しい観光と言われるクルーズの一端を直に体験したわけで、中には卒業後、クルーズ船で働きたいという希望者も出ています。
これまで「飛鳥」「飛鳥Ⅱ」「パシフィック・プリンセス」「セブンシーズマリーナ」の各船の船内見学を実施してきたが、以後も船会社の協力を得て、随時、船内見学をしていきたいと考えています。
(国際観光学科 魚谷和弘)