学部学科トピックス
【国際観光学科】 アフリカ南東部のザンビアでの活動についての講演会
6月17日(木)、元海外青年協力隊員の錦戸香さんが、アフリカ南東部のザンビアでの活動について、講演をしてくださいました。人間社会学部国際観光学科の学生に加え、佐世保市や北九州市から来られた学外のお客様も聴講してくださいました。
錦戸さんは、ザンビアの概要、ヴィクトリアの滝などの観光地、そして地元の人たちの生活を紹介しました。またザンビアの子どもたちのビデオを見ながら、ニャンジャ語(ザンビアの公用語の1つ)のレッスンをしたりしました。
(ヴィクトリアの滝)
(チテンゲ)
佐世保市出身の錦戸さんは、ザンビアのHIV/エイズ対策の支援活動を2008年4月から2010年4月まで行いました。講演では、HIV検査を行うための研修や、子どもに対する健康教育といった支援活動についても、ビデオを交えながら話してくださいました。
「ザンビアでは、相手の国の人の考えや文化も尊重しつつ、自分の考えも伝えながら協力していくことの難しさを感じました。しかし、人間同士で最も大切なことはコミュニケーションを図ることに努力を惜しまないことだと思います。長崎国際大学の学生の皆さんには、大学で多くの人と触れ合って考え方や世界を広げてほしい」とのメッセージもいただきました。
(錦戸さん)
(ニャンジャ語のレッスン)
学生からは「未発展の地域のために少しでも力になりたいと思った」とか、「ザンビアの人たちは遠い国に住んでいるが、私たちと同じように現実の問題を抱える、私たちと変わらない人たちだと感じた」といった感想が述べられました。
サッカーのワールドカップで注目されているアフリカですが、私たちの理解はまだ限られています。今日の講演を通じて、ザンビアという未知の国とそこに暮らす人たちに思いを馳せ、学生それぞれの形で共感を覚えることができました。