学部学科トピックス
2011.02.16
【健康栄養学科】健康栄養学科特別講演会を開催しました。
1月22日(土) 学外よりお二人の先生をお招きして、健康栄養学科特別講演会を開催いたしました。
【テーマおよび講師】
Ⅰ. 「栄養学的なエビデンスに基づいた栄養製品の開発」
~大豆たんぱく質、朝食の摂取について~
講師 川田 力愛 先生 (大塚製薬株式会社)
Ⅱ. 「国際社会における栄養学上の諸問題について」
~日本の学校給食・世界の学校給食~
講師 山本 茂 先生 (お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科教授)
川田先生からは、まず、企業における栄養製品の研究開発の概要が紹介され、企業が販売している栄養製品は、多くの栄養学的エビデンスに基いて研究開発されていることやその研究開発の現場での管理栄養士の役割などについてお話をして頂きました。その後、食品成分の機能性の見地から植物性たんぱく質として重要な大豆たんぱく質の機能性について、また、食育の推進の見地から、現代社会における生活習慣病の諸問題、朝食の欠食による身体への影響について、医学・栄養学的な知見を基にして、お話をして頂きました。
山本先生からは、国際社会における栄養学上の諸問題として、学童期における栄養摂取に視点をおいて、日本の学校給食と世界の学校給食の制度や実施状況について紹介され、日本の学校給食の歴史、現状、食育活動との結びつきや日本の子ども達の栄養摂取量の状況など、また、世界各国での学校給食の制度やその現状と比較して、日本の学校給食の制度は優れていること、この日本の学校給食の制度や実施状況などを基にして、日本から、世界各国へ学校給食に関する多くの情報を発信していくことが必要であることをお話しして頂きました。
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