学部学科トピックス
2011.04.05
【健康栄養学科】腎臓病の患者様とご家族様対象の調理教室を開催しました
2月21日(月)に佐世保市内の病院において、慢性腎臓病のため人工透析治療を受けている患者様およびご家族の方に食事療法の重要性を理解して頂くために、調理教室を林ゼミの研究活動の一環として実施いたしました。
林ゼミでは、透析患者様の臨床での病態栄養や患者様に対する栄養教育を研究テーマとして、実際に患者様の中に入り、様々な調査研究の活動を行っています。今回は、ゼミの学生が中心となって、患者様へのご案内、献立作成、レシピや資料作成などの準備、病院の管理栄養士の先生、看護師の先生方との打ち合わせ、当日の食材の手配などの調理教室の企画・運営を行いました。
まず、はじめに、患者様およびご家族の方に対して、調味料の計り方や使う際の注意点、上手な減塩のコツ、カリウムやリンに注意する食材、調理のポイントなど、様々な疾患の中でも特に制限のきびしい透析食の食事療法についてクイズを交えて分かりやすく講話をしました。
調理実習では、看護師の先生方にも加わっていただき、患者様と一緒に料理を作りました。
患者様からは「とても良かったです。勉強になりました。おいしかった。楽しかった。」など沢山のお褒めの言葉を頂きました。特に、透析治療を始めたばかりの患者様にとっては、今後の治療のために役立つ教室となったとことと思います。また、学生も患者様と接することで患者様から多くのことを学んだことと思います。そして、将来管理栄養士として仕事をする際に、これらの経験を活かしてもらいたいと思っています。
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