学部学科トピックス
【国際観光学科】 アジアボランティアクラブ東日本大震災ボランティア
平成23年5月7日(土曜日)、早岐の茶市が開かれ、ボランティア活動を行いました。
早岐の茶市は400年ほどの昔から行われている伝統的な佐世保の行事です。「茶市の風に吹かれると風邪をひかない」とも言われています。
5月7日は、茶市の初日で初市とも言っています。私たちは、クラブ員7名が参加し、9:00〜17;00までの8時間、声を張り上げ募金活動を行いました。私たちのクラブはタイ国のスラム街「クロントイ」へ支援活動を行い、ここ5年間その地区の幼稚園や保育園にブランコや滑り台などの遊具を寄付している国際大学の学生です。今年も2月に、早岐商工会議所に、茶市の時に募金活動をさせて欲しいと依頼し許可を得ていました。
ところが3月11日の大震災が起き、タイ国「クロントイ・スラム」への募金活動を中止し、東日本大震災の募金活動に振り替えました。募金活動の結果は、103553円ものお金が集まりました、毎年行っているタイ国スラム地区への募金が4万円少しと比較すると普段の2倍以上もの募金が集まり、人々の関心の深さに驚くとともに、日本人の同士を思う暖かさに感動し、お金を数えながら胸があつくなるのを感じました。
日本人って素晴らしい!!ちなみに、私たちが支援活動を行っている、タイのクロントイ地区の人々が、3月21日のNHKニュースで、東日本大震災の募金活動を行っている姿が写ったのです。月に3000円〜5000円の収入しかない人々が、他国の日本のためにわが身を削って募金活動をしていたのです。貧しい生活を送っている人々の心の豊かさに驚き感動したことを忘れることはないでしょう。「スラムの天使」として世界に知られ、私たちがスラムを訪問するたびに、忙しい日課を割いて歓迎していただいたプラティープ先生もアップで写っていました。
早岐茶市で募金活動にご協力いただいた皆様方に心から御礼申し上げます。
来年3月研修旅行でタイ国のスラム街、クロントイ地区に行った時には、東日本大震災にご協力いただいたあつい気持ちに心から感謝の意を何はさておき述べてまいります。
皆様方本当に有難うございました、重ねて御礼もうしあげます。
長崎国際大学 アジアボランティアクラブ
部長 村松 佑美
副部長 加藤 香奈