学部学科トピックス
2011.06.29
【国際観光学科】長崎ペンギン水族館の館長の講義が行われました
国際観光学科の博物館学芸員課程では、授業の中で、博物館の現場で働く方から講義を受ける機会があります。本年最初の特別講師は、長崎ペンギン水族館の楠田幸雄館長でした。6月23日の博物館情報経営論の授業に、お越しいただき、ペンギン水族館の経営と現場についてお話を伺いました。
楠田館長は、前身である長崎水族館時代から勤務され、長崎ペンギン水族館の建設計画から、開館10周年を迎える現在まで、ずっとペンギンの飼育にかかわっていらっしゃいます。講義では、ペンギン水族館の成り立ちや概要、経営について話された後、水族館の様々な現場の様子をスライドで見せてくださいました。
長崎ペンギン水族館は、「生き物とのふれあいや自然の中での遊びを通じて自然環境に興味を持つきっかけ作りの場」として、自然体験ゾーンを備え、ペンギンに特化した水族館です。国内最多の8種のペンギンが飼育され、そのほとんどが長崎生まれなのだそうです。そうしたお話の中からも、飼育や繁殖といった、博物館としての水族館の仕事の様子がうかがえ、博物館学芸員取得を目指す学生は興味深く講義を受講しました。
ペンギンについてお話しされる時の優しい表情からは、楠田館長のペンギンへの愛情を垣間見ることができましたが、同時に、細心の注意が払われる飼育の現場や、常に新しい工夫がほどこされていく来館者対応などの博物館の仕事の厳しさも学ぶことができました。
講義風景
長崎ペンギン水族館 長崎の海水槽
長崎ペンギン水族館 亜南極ペンギン室
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