学部学科トピックス
2011.07.04
【就業力GP】新設科目「地域の理解と連携」の紹介
「地域の理解と連携」という科目は本年度より文部科学省の助成事業「大学生の就業力育成支援事業」の一環として新設された科目です。「いのち」と「市民の一員として地域との関わり」をテーマに本学の4学科(国際観光学科、社会福祉学科、薬学科、健康栄養学科)の教員によるオムニバス形式の授業を行っています。本年度は健康栄養学科と薬学科の一年生153名が履修しています。
講義もいよいよ後半に入り、授業のまとめの学習として学生同士によるグループ学習を現在行っています。今回はそれぞれのグループで佐世保市、五島市、大町町、南阿蘇村、糸満市の住民になったという設定で、「地域の健康づくり」をテーマに健康なまちづくりの政策、取り組みなどを考えています。授業では携帯端末などを利用してそれぞれの自治体の情報を集め、地域の状況、地域性、地域の持つ資源、文化、歴史、環境を活用し、そのまちで必要とされる事は何かをみんなで考え、ディスカッションをして、政策に反映させていきます。栄養学科と薬学科と学科を越えて一つのテーマで様々な意見を出し合い、まとめていくことで多くのことを得られるでしょう。
また、最終回の授業では各グループによる人に"やさしいまちづくり、誰もが安心して暮らせるまちづくり"をテーマにそれぞれのまちに合わせた「○○町幸せ未来プロジェクト」を立案し、プレゼンテーションを実施する予定です。
この科目の学習を通して将来、社会人として自分の持つ知識と経験、能力を生かした地域への貢献が出来る人材に育って欲しいと考えています。
グループ学習の様子です。それぞれの自治体の情報を分析しています。
自分達で考えたまちの取り組みを紹介します。