学部学科トピックス
【国際観光学科】松浦高等学校で出張講義を行いました。
7月5日に、松浦高等学校で2つのテーマについて出張講義を行いました。
1コマ目は、「観光産業を野球に例えると」について講義しました(担当:海老澤)。
たとえば
1番 マスコミ 2番 通信 3番 交通 4番 旅行業者
5番 宿泊施設 6番 テーマパーク 7番 神社仏閣 8番 温泉
9番 外食・土産
控え 地場産業、医療、ペット産業、スポーツ関連、メーカー
2軍 宇宙産業、客船、気球など
というように観光産業を野球の打順に置き換えてこれまでの打順の変化やこれからの打順について解説しました。
要点としては、観光産業自体はこれからも成長していく産業ではありますが、その際、打者の顔ぶれやその内容は変わっていくことが考えられること。そして今は控えの選手であるペット産業や医療などが今後スタメンになる可能性があることなどでした。
そして、「強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残れる(ダーウィン)」の言葉を借りて、観光産業も今後変化していくわけでその中で生き残るものは何かを学んでいくことが必要であることをお話ししてきました。
2コマ目は、「近代ハワイ観光」について講義しました(担当:城前)。
まず、ハワイアンミュージックを聴きながら、生徒さんにハワイのフラ・ガールのイメージを描いてもらいました。頭にはハイビスカスの髪飾り、首には花輪の首飾り、上半身はビキニ、スカートは細いセロファンを束ねたものを描いてくれた生徒さんが多かったようです。そして、これらのイメージが、近代のメディアの影響力によって創られたものであることを、映像資料を使って解説しました。
生徒さんから、たくさんの感想や質問をいただきました。その一部を掲載します。
・今のようになるまでのハワイのイメージなどを学んだのですが、昔のハワイは、今のハワイとは実際のところ違ったというのがとても印象深かったです。1つのきっかけを通して観光地が一気に繁盛することも学びました。進路を考えるのに視野が広がりました。
・観光の深さを知ることができました。また、専門学校と大学の授業の違いを知ることもできました。
・自分は観光客としての立場でしかありませんが、いつかホテルマンの立場としてお客様を迎えたりしたいです。そして、ハワイの間違ったイメージをなくして、本来のハワイをアピールして観光客を増やしたいです。