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2011.10.26 国際観光学科

【国際観光学科】日本語教育実習報告会実施報告

 10月21日(水)に、平成23年度日本語教育実習報告会が行われました。
 まず、6月13~24日の2週間、長崎短期大学で日本語教育実習を行った5人の学生が報告しました。どの学生も実際に行った模擬授業の様子をビデオで流し、それに説明を加えていくという臨場感に溢れた報告を行っていました。

実習の様子

実習の様子

 学生たちは、単語の暗記や定着のためにゲームを用いたり、ピクチャーカードを使用したりするなどの工夫をして授業を進めたことや、授業の途中に、メリハリをつけるために、歌を歌いながら説明したことなどを報告してくれました。
また、反省点として、時間配分がうまくいかなかったこと、学生たちの理解度に対する確認ができていなかったことなどが挙げられました。
 長崎短期大学でご指導いただいた小島栄子教授からは、「全員『おとなしい』という第一印象だったけれど、実習が始まると一生懸命に頑張る姿、踏ん張る姿が見られた」というコメントをいただきました。

 次に、9月2~15日の2週間、中国浙江省杭州にある浙江大学城市学院で日本語教育実習を行った7人の学生が報告しました。

実習の様子

実習の様子

 中国は9月に大学が始まるので、入学したばかりのゼロ初級の学生を対象に、寸劇を見せながら単語を覚えてもらったことや、2年生の学生たちには理解度に合わせた授業を展開したことなど、授業の直前まで工夫に工夫を重ねた利点を報告してくれました。
実習を終えて、興味を持ってもらえるように授業構成を考えるのが難しかったことや、本番では緊張して教案どおりにいかなったことなどが挙げられました。
 本学日本語教員養成課程委員長の中野はるみ教授からは、学生たちが事前学習で「ゆかたの着付けの練習」「日本民謡の練習」「日本料理のレシピ作成」なども行い、日本語だけではなく日本文化の伝道、国際交流員としての役割も果たしたことにより、「将来は日本語教員になって世界の人たちに日本語を教えたい」という思いが一層強くなったようだと述べられました。

 教育実習を終えて、学生たちは教えるということの難しさを実感したことでしょう。今回の実習により大きな成長を遂げた学生たちが、世界で活躍してくれることを期待しています。
 最後に、関係者各位に成功裏に実施できたことを感謝申し上げます。とくに長崎短期大学・浙江大学城市学院の諸先生・国際交流基金の古井戸様に対して衷心より感謝申し上げます。

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