健康栄養学科では本年度、様々な農業体験学習を地元のJAながさき西海、佐世保市青年農業者連絡協議会、九州農政局長崎地域センター、長崎県県北振興局、佐世保市農水商工部などのご協力で実施しています。

　1月7日(土)　 6月下旬に苗の植え付けから行い、11月に収穫後熟成貯蔵させておいたサツマイモを使用して学内で焼き芋大会を行いました。今回の農業体験では「紅あずま」と「安納いも」の2品種を栽培しました。同じサツマイモでも品種の違いにより、焼き芋にした場合どんな違いがあるか実際に味わって比べてみました。自分たちが栽培に関わったサツマイモを実際に食べるところまでの体験をさせて頂きました。安納いもの方が一般的によく出回っている紅あずまよりも甘みが強く、とても美味しかったです。

　焼き芋大会に合わせて、みかんなどの出荷を行うJAながさき西海みかん選果場(佐世保市江上)と併設されている農産物直売所の見学もさせて頂きました。佐世保では「味っこ」、「味まる」という品種のみかんが生産されています。地元の農産物がどの様に流通して生産者から消費者の元に届くのか、その過程を知る良い機会となりました。

　本年度の農業体験の活動は焼き芋大会で終了です。この一年でお米づくりやスイカ、サツマイモの栽培、みかんの収穫体験など様々な体験をさせて頂きました。学内での授業、実習だけでは経験できない、様々な農作業や農家の人達との交流などを通して多くのことを学ぶことが出来たと思います。学生の皆さんには栄養の事だけでなく、農産物の生産についても興味、関心を持って今後の学習に取り組んで欲しいと思います。

　これまで農業体験の活動をお世話頂きました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。来年度もこの活動が継続出来ることを期待しています。

サツマイモの品種、栽培方法の違いなどを教えて頂き、焼き芋の準備をしています。

みかん選果場の中の様子です。ここから主に東京や東北地方に西海みかんが出荷されていきます。みかんの選別から箱詰めの様子など見学させて頂きました。

併設されている農産物直売所「味まる館」です。みかんの試食もさせて頂きました。

炭火でじっくりと焼き上げました。

これまで農業体験学習をお世話頂きました農家の皆さん達と一緒に焼き立ての焼き芋を味わいました。