学部学科トピックス
【健康栄養学科】透析患者様とご家族を対象とした調理教室を開催しました
2月21日(火) 林ゼミでは昨年に引き続き、本年度も卒業研究の活動の一環として北松中央病院(佐世保市)において、人工透析治療を受けている患者様とご家族の方を対象とした調理教室を開催しました。
林ゼミでは、透析患者様の栄養管理や栄養教育に関する調査・研究活動を研究テーマに患者様の食事調査や生活の質(QOL)の調査などを実施しています。また卒業研究の一環として、実際に患者様へのベッドサイドの栄養指導や調理教室を行っています。今回の調理教室では学生が中心となり、病院の管理栄養士、看護師の先生方とのミーティング、患者様へのご案内、献立作成、資料の作成、食材の手配など調理教室を実施する上での企画、運営を取り仕切りました。献立も一品一品透析食で必要とされる食材の知識や扱い方、調理方法などが学ぶことが出来るように工夫されています。
学生も自分達が授業で調理実習をするのと、参加者の皆さんへ食事療法や調理のコツを指導するのとでは大きく勝手が違い、その難しさを感じることが出来たことと思います。
患者様からは「塩分を控える具体的な方法がわかりました。」、「自分の知識の曖昧さが、ゲームや実習を通してわかりました。」、「早速、家でも作ってみました。」、「若い学生さんの息吹に触れて命もらえた!」などとても有難い感想を沢山頂きました。
学生達が患者様と直接交流する事はとても勉強になると考えています。とても貴重な学習の機会を与えて頂きました北松中央病院の皆様と患者様にお礼申し上げます。
なお、今回の調理教室を長崎新聞社様に取材して頂き、2月24日(金)の新聞に記事が掲載されました。
料理カードを使用して、クイズなどを行い透析食のポイントを学習しました。
参加者の皆さんと一緒に調理作業をして、透析食の調理のコツを学びます。
献立は五目ご飯、れんこんの肉はさみ揚げ、春雨の和え物、いちご大福です。