学部学科トピックス
2012.08.22
【薬学部】『高校生夏休み薬学研究体験』を開催しました
8月7日・8日の二日間,長崎・佐賀県下の11校から22名の生徒さんが参加して,≪物質薬学≫と≪生命薬学≫の世界を,ほんの少しだけ体験してもらいました。
現在,青少年の理科離れや理科嫌いが言われ,その打開策として自然科学への関心を促す取り組みがいろいろと行われています。本学部でも,地域貢献の一環として近隣の高校生を対象に,今年初めて実施されたものです。
内容は,≪物質薬学≫分野で「サリチル酸からアスピリンへ」の講義と「アスピリンの合成」の実験,≪生命薬学≫分野で「緑色蛍光タンパク質と分子細胞生物学」の講義と「遺伝子を細胞に発現させよう」の実験です。
生徒たちは,実験「アスピリンの合成」では、一つ一つの過程で起こる化学反応や,複数回の試行で初めて出来た結晶に大きな驚きを見せていました。また、実験「遺伝子を細胞に発現させよう」では、遺伝子を導入して一晩培養させたものを蛍光顕微鏡で観察し,ミトコンドリアやゴルジ体が緑色に光って見えることに感動を覚えたようでした。
参加した高校生は,この二日間の研究体験で密度の濃い学習をすることで,理科への更なる興味が掻き立てられたとの感想を持って帰って行きました。
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