学部学科トピックス
【健康栄養学科】第1回長崎国際大学健康管理学部市民講演会「災害時における栄養問題とその対応について」を開催します
2012年12月8日(土)に、本学健康管理学部の地域交流事業として市民講演会を開催致します。皆様のご参加をお待ち致しております。
1. 概要
昨年の東日本大震災はいうまでもなく、日本では地震、台風、風水害等多くの災害が起こっており、本県でも普賢岳の噴火、長崎大水害などの災害が発生してきました。
管理栄養士を養成する本学健康管理学部では、災害時の栄養問題について市民の皆様と問題を共有し、来るべき災害においても本学が貢献できるよう市民講演会を開催することと致しました。
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
【日時】2012年12月8日(土) 13:30 ~ 14:30
【場所】本学講義室(1101教室)
【定員】 250名
【料金】無料でご参加いただけます
【演題】「災害時における栄養問題とその対応について」
【講師】兵庫県立大学 環境人間学部 教授 渡 邊 敏 明 先生
【主催】長崎国際大学
【共催】長崎県栄養士会佐世保支部
2. 講師紹介
兵庫県立大学 環境人間学部 教授 渡邊 敏明(わたなべ としあき) 先生
演題にある災害時の栄養問題だけでなく、「微量栄養素と生殖生理機能」についての研究を進めてこられています。健康ひょうご21学術賞、日本ビタミン学会学会賞を受賞するなど、その業績は高く評価されています。
【研究概要】
環境人間学という基本的立場を明確にした上で、生体機能物質の栄養科学的な研究を展開している。とくに、栄養や食生活の観点から、食環境とヒトの健康について科学的に考究している。研究内容は4つに大別される。
1.ビタミンの高感度分析法およびビタミン栄養状態の新規評価法について開発している。
2.動物実験および栄養疫学調査によって、ビタミンの生体利用率や必要量について解析している。
3.ビタミンやミネラルの生殖生理的機能、とくに妊娠、胎児発育や精子形成における役割について検討している。
4.災害時および災害後における被災者の栄養状態について検討している。
【現在の研究課題】
1. ビタミンの必要量に関する研究
2. ビタミンの妊娠および胎児発育に関する研究
3. 生体物質の新規生理機能についての栄養化学的、栄養疫学的研究
4. 食品に含まれる機能性成分の生体利用率に関する研究
5. 災害後の栄養支援についてのマニュアルの策定
※上表は兵庫県立大学ホームページより抜粋
3. 担当教員コメント
これまで、健康管理学部では数多くの管理栄養士を輩出し、間接的に市民の皆様の健康増進のお手伝いをしてきました。しかしながら、これからはより直接的に何かできないかと考え、今回の講演会を開催することにいたしました。
昨年の東日本大震災の際には、避難所での健康問題が大きく取りざたされましたが、その原因の一つに、避難者の栄養問題がありました。
地震の比較的少ない長崎県にですが、坂の多い土地柄、水害や土砂崩れなどで避難生活を余儀なくされる場合も考えられます。
そのような事態に陥った際でも、健康的に避難生活を送り、速やかに日常生活に遅れるような栄養状態、食生活について、皆様に情報を提供いたしたいと思います。
今回、ご講演していただく渡邊先生は、災害時の栄養問題における研究だけでなく、ビタミンの研究についても第一線でご活躍されております。先生から最新の情報を提供していただき、市民の皆様のご健康にお役立ていただければ幸いです。多数のご参加、お待ちしております。
4. 参加応募先
参加ご希望の方は、はがき、FAX、またはEメールに、以下の記載事項をご記入の上、
ご応募くださいますようお願いいたします。
(申し訳ありませんが、お電話での受付はしておりません)
【記入事項】
① お申込日
② ご氏名
③ ご住所
④ 電話番号
⑤ 備考(お申込みいただいた方以外に複数名でのご参加をご希望される場合などは、ご氏名・人数等ご記入下さい。)
【宛先】
長崎国際大学 健康管理学部 健康栄養学科 小玉 智章 宛
はがき:〒859-3298 長崎県佐世保市ハウステンボス町2825-7
FAX:0956-20-5586
E-mail: tkodama@niu.ac.jp
申込期限: 12月6日(木)必着
5. 講演会に関するお問い合わせ先
長崎国際大学 健康管理学部 健康栄養学科(担当:小玉(こだま) 智章(ともあき))
TEL 0956-20‐5575 FAX 0956-20-5586 E-mail: tkodama@niu.ac.jp