皆さんは、『9マス』と聞くと、何を思い浮かべますか？
　
私たち、健康栄養学科では、来年、長崎で開催される「長崎がんばらんば国体」で、選手や監督、関係者に提供される弁当の献立作成に取り組んでいます。
弁当の容器にはいろいろな形がありますが、9マスに仕切られた容器を見たことはありませんか？
そうです。9マスとはその仕切られた数のこと。
私たちはその9マスに、開催地佐世保市らしさと、「お・も・て・な・し」の心をいかに詰め込むか、日々、知恵を絞りだしているのです。
　
始まりは今年の3月、春。
国体の開催地の１つである佐世保市より相談がありました。
国体で来崎される皆様を温かくおもてなしするお弁当を、健康栄養学科の学生と一緒に考えていきたい」と．．．
このような取り組みは、国体の開催が予定されている県内市町でも唯一の発想です。
「数十年に１度の国体開催というハレの舞台に提供するお弁当。こんな素晴らしい機会を本学科に相談していただけたのなら、その気持ちに応えたい…」
その思いのままに、教員６名と学生の中からやる気に満ちた精鋭２１名が結集しました。
これは、国体弁当が完成するまでの奮闘をリアルタイムに伝える物語です。
これから、この９マスの中にどのような思いが詰まっていくのか、紆余曲折のストーリーを皆様も一緒に楽しんでいただければ幸いです。