学部学科トピックス
【国際観光学科】佐世保市立温水プールにて「スポーツ実技・水泳」の授業が行われました。
9月6日(金)・18日(水)・20日(金)に、佐世保市立温水プールにて「スポーツ実技・水泳」の授業が行われました。本授業は、「保健体育教員免許」、「健康運動実践指導者」資格取得に必要な科目であり、今年度はスポーツツーリズムコースの学生を中心に33名が履修しました。
当日の授業内容は、シラバスに沿って「プール施設の管理」「水中運動に関する体調管理」「近代4泳法の技能と指導法」「水中運動の技能と指導法」「水上救助法」について講義と実技が行われました。
特に、「プール施設の管理」については全日プールを貸し切りで授業を開講することで水温、気温、水質のモニタリング、施設の安全管理を受講学生で行いました。こうした体験の中で、遊泳を楽しむ立場から、安全な運動施設を提供する立場へと心持ちが変わっていきました。
また、泳法指導では近代4泳法、スタート、ターンなど浮力の感覚をつかむ、バタ足などの基礎練習を行い、その後班に分かれてみっちり練習しました。疲れていても、さすがは国際大学生!水中プログラムとして行われた水球では、全員が全力でボールを追いかけていました。
さらに、「水中運動の技能と指導法」では「健康運動実践指導者」に必要な水中ウォーキング、水中レジスタンス運動の知識を学び、実演、指導演習を行い、最後は指導実技テストを行いました。正しい動作を見せながら動きを言葉で伝えることの難しさを改めて感じながら「どうやったら伝わるかな?」と工夫を凝らしながら練習を重ねていました。
最終日午前は各自が4泳法を泳ぐ100m・200m個人メドレーを実施しました。すべての学生が100m以上を泳ぎ、「初めて4泳法が泳げました!」と感動で涙を見せる学生もいました。また、午後に行われた100mメドレーリレーではメンバーで4泳法を背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形の順に泳ぐため、各チームで得意種目や泳力を考えながら作戦を立て、スタートや引継ぎを教え合う場面が多くみられ、レースは1秒を争う白熱したものとなりました。
今回の実習では、各自の技能や体調管理だけでなく泳法指導、水中運動、施設管理、そして救助法について学ぶことができ、とても有意義な3日間でした。運動指導の専門家として安全で合理的なプログラムが提供できるよう、12月に行われる「救命救急法実技講習」もしっかりと学んでください!!