学部学科トピックス
【国際観光学科】国際交流基金主催の「日本語教育現場体験」に参加しました
8月21(水)から23日(金)の3日間、国際交流基金の関西国際センターで実施された日本語教育現場体験に参加してきました。
京都外国語大学、甲南女子大学、山陽学園大学、四国学院大学、専修大学、天理大学、東北大学、日本女子大学、北海道教育大学函館校、早稲田大学、立命館大学の12大学より26名の大学生・大学院生の皆さんや先生方と。
(国際交流基金関西国際センター ニュースの写真より掲載)
1日目は他の25名の日本の大学の参加者といろいろな国から来た研修生とが、をお互いを知り合うために私たちは研修生の「スピーチ」クラスに参加しました。研修生のスピーチを聞き質問したり、スピーチがどうだったか、コメントを述べ合うフィードバックセッションにも参加したりしました。スピーチはスピーカーにとってだけでなく、聞き手にとってもすばらしい訓練の場だと思いました。
2日目は研修生と一緒に「アニメ・マンガの日本語」に参加しました。学習者に楽しく勉強させるのが大切だと改めて気づきました。教師が授業を面白くすると、学習者もやる気が出ます。また、日本語をたくさん話させたほうが学習者がより楽しく勉強できて、いいと思います。授業の最後にアフレコをして、学習者に達成感を得させることによって、もっと日本語を勉強したい、上手になりたいという気持ちになるのではないかと思います。それはとてもいいことだと思います。
3日目は、模擬授業の時間でした。私たちは「九州の方言」を教えました。この授業のために、5月から3ヶ月かけて、教案を立てて、ずっと書き直したりしました。最初は緊張していましたが、授業をしているうちに、だんだん落ち着いて、無事に授業が終わりました。その後、他の参加者の授業も見学して、いい勉強になりました。
感想
漢字一文字で今回の体験をまとめてくださいと言われた時は、頭の中に「為」の文字が浮かびました。私はゼミの先生に誘われて参加しました。正直、最初は戸惑いました。参加者のほとんどは日本人だと聞いた時は不安でした。外国人なのに、方言を教えていいのだろうかというのが一番気にかかりました。しかし、福岡に長年住んでいましたので、教案を作成しながら、だんだん自信が出てきました。実際にこのプログラムに参加し、そして、授業をやりおえて本当に自分の為になったと思います。いろんな国の学習者や、たくさんの日本の大学生と、お互いに話し合い、勉強し合う、こんな素晴らしいチャンスを逃したらきっと後悔します。今回の現場体験でいろんなものを吸収してきました。これらの貴重な体験を糧にし、日本語教員になる為にもっと頑張りたいと思います。(孫 玉函)
漢字で一文字、今回の日本語教育現場体験をまとめると、「助」です。最初にゼミの先生に「ヨーヨーさん、国際交流基金の日本語教育現場体験に行ってみませんか」と問われたとき、私は自分が日本人ではないし、それに、九州方言についてもあまりわからないし、できないだろうと思って、ずっと迷っていました。しかし、せっかくの機会ですし、挑戦してみないと、自分がどのくらいできるかずっとわからないと思って、迷う気持ちを抱えて参加しました。おかげさまで、チームメートはもう日本に十年以上住んでいて、日本語はもうネイティブに近い中国人ですから、彼女にいろいろ助けてもらって、模擬授業が思ったよりうまくできました。また、私たちの授業にはいたらないところがたくさんあったと思いますが、研修生が非常に優秀なので、逆に助けられたのではないかと思いました。それから、授業が終わって、関西国際センターの先生と他の日本人参加者にアドバイスをいただいて、大変勉強になりました。今回の日本語教育現場体験に参加して本当によかったです。勉強したことを全部持ち帰って、この経験をこれからの生活に活かしたいと思っています。(陳 康瑤)
国際観光学科 言語・多文化コース 日本語教員養成課程
孫 玉函(4年生) 陳 康瑤(4年生)
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