平成28年3月22日（火）～23日（水）の2日間に亘り、中国陝西省西安市を中心とした文物局、博物館、文化財関連の研究者19名と國學院大學青木豊教授、同中島金太郎助手、同張哲大学院生が本学に来校し、博物館学研修会が開催されました。中日博物館交流団は博物館学を中心とした研修と日本の博物館や文化財の視察、日本文化の体験等を目的とした研究会組織です。中日博物館交流団の来日は今回で3回目にあたり、落合教授が第1回目から研修会の講師を担当してきた経緯と国際交流センタースタッフの全面的な協力のもと、本学での研修に至りました。

22日は1101教室で安部学長の挨拶による開会式のあと、木村学部長の「日本の仏教文化」、池永学科長の「日本の国立公園」、落合教授の中国語による「博物館資料保存論」と「野外博物館」の講義が行われました。劉先生の質の高い通訳も相まって初日の研修会は交流団にとって満足度の高い内容となりました。23日は自明堂で嶋内教授による「日本の茶道文化」の講義、茶道体験のあと、木村学部長による修了書授与式が執り行われました。茶道文化の体験は、スタッフをはじめとし、学生の参加と協力により将に本学の理念であるおもてなしの精神による研修会となり、成功裏に終わりました。