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2016.08.02
【国際観光学科】俵准教授が邪馬台国シンポジウムで講演を行いました
去る7月17日~18日2日間にわたり奈良県香芝市で開催された「ふたかみ邪馬台国シンポジウム16 邪馬台国時代の狗耶韓国と対馬・壱岐」において、本学国際観光学科の俵寛司准教授が「邪馬台国時代の対馬」をテーマに講演を行いました。邪馬台国と言えば、島原鉄道元社主、宮崎康平の『まぼろしの邪馬台国』(昭和42年刊)が有名です。
本シンポジウムは、奈良県二上山博物館並びに友の会ふたかみ史遊会の共催事業として、二上山博物館名誉館長で考古学者、石野博信氏が組織し、平成13年度の第1回「邪馬台国時代の近江と大和」を皮切りに、吉備・出雲・筑紫などの各地域と邪馬台国時代における大和との関係を考えるものです。毎年2日間にわたって白熱した討論が展開され、2日間で500名以上が毎回参加する「邪馬台国」をテーマとした一般向けのシンポジウムとしては全国的なものです。
今回16回目を迎える本シンポジウムでは3世紀『魏志倭人伝』に記された狗耶韓国(韓国南部)と対馬(対馬国)・壱岐(一支国)に焦点を当て、各分野を専門とする5名の考古学研究者により邪馬台国時代の各地域と大和との検討がなされました。会場となった香芝市ふたかみ文化センター市民ホールは、今回新聞各紙の広報がなかったにもかかわらず連日満席に近い参加者で、東は関東から西は福岡などから熱心な古代史・考古学ファンが集結し、大盛況のうちに終了しました。
なお、本シンポジウムの内容は後日出版物として市販される予定です。
邪馬台国はどこにあったのでしょうね?
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