学部学科トピックス
2019.05.08
【健康栄養学科】フェニルケトン尿症の調理教室を開催しました。
平成31年3月30日(土)、健康栄養学科 林ゼミによるフェニルケトン尿症(PKU : PhenylKetonUria)の患者、家族を対象とした調理教室を開催しました。
フェニルケトン尿症は、先天性代謝異常症の一つで、その患者数は全国で500名程度と少なく、乳児期より適切な栄養管理と食事療法が必要な疾患です。今回、フェニルケトン尿症の親の会・九州様から家族が集まり、食事療法を学ぶ機会を作りたいとの依頼がありました。
当日は、九州各地から3家族が参加され、ご家族とゼミ生、大学院生、助手の先生方と、楽しい雰囲気の中で、フェニルケトン尿症の食事療法の勉強と、様々な治療用特殊食品を用いた調理実習を行いました。
調理実習の献立は、ご家族が九州各地から参加されるので、長崎発祥のご当地グルメであるトルコライスをフェニルケトン尿症の患者さんに合うようにアレンジした「トルコライス風ワンプレートPKUランチ」にしました。
参加されたご家族からは、「治療用特殊食品の調理の仕方が分かった」、「料理の幅が広がった」など、多くの感想を頂きました。今回の調理教室の開催は、本学の社会貢献の一環として良い取り組みができたと思います。
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