今、スクールソーシャルワーカーという仕事が注目されています。その仕事を学ぶ授業が「スクール（学校）ソーシャルワーク論」です。その授業の中で、通信制高校の「夢未来高等学院佐世保校」へ見学に行ってきました。通信制高校に通う多くの生徒は、不登校の経験があります。スクールソーシャルワーカーは、不登校の児童・生徒のサポートもします。そのため、スクールソーシャルワーカーは、通信制高校がどのような機能・役割をもつのかを知っておく必要があります。

　まず、加納達也先生から通信制高校について説明を受けました。狩野先生は、生徒たちが目標をもてるようなサポートをすることが大切とおっしゃられていました。通信制高校へ入学する生徒の多くは、希望をもって入学してくるわけではありません。入学の理由はそれぞれにちがいますが、ほとんどの生徒は、前の学校に通えなくなったという経験があります。そのため、入学時点では希望が持てずにいる生徒が多いことが実情です。その生徒たちが、通信制高校に来て、自分の未来に向かって立ち上がる努力をすることで、希望をもてるようにサポートすることが通信制高校の役割です。

　また、通信制高校の生徒さんが、勉強している様子を見せていただきました。少しの間でしたが、学生たちは、生徒さんと、話をしたり、質問をしたりして、交流をさせていただきました。今日の見学では、通信制高校は、不登校になることによって、「一旦、先の見えなくなった子どもたちが立ち上がる場所」ということを学ばせていただきました。

　夢未来高等学院佐世保校の生徒のみなさん、教職員のみなさん、本当にありがとうございました。